「勝ち方」の流儀 #塚本本棚
勝間さん、相手にされていないような。桜井さんって思ったよりよっぽど解脱寄りな場所にいらっしゃるんだな、と。
今日は「「勝ち方」の流儀( https://amzn.to/2xfsxvK )」桜井 章一 (著)、勝間 和代 (著) #塚本本棚
勝間さんは資本主義のルールの中で戦ってきた文化人、桜井さんは人として生き抜いてきた野の人という感じがして、そのコントラストが面白かったです。桜井さんが歯牙にもかけてないというか、興味ないんだろうな笑
【本を読んで考えた】
・桜井さんは足るを知り、得ることの苦を知っているからこそ、様々なものを手放して長いこと時間が経っている感じがする反面、勝間さんは資本主義のルールの中で生きてきて、その進化のためにさらなる知識が欲しい!という感じ
・二流は勝ちにこだわるが、一流は勝ち方にこだわる。勝ち方が悪いと苦を背負う事になるのは同意。ビジネスも同じ
・先日読んだ”「反応しない練習( https://amzn.to/32VVgld )」草薙龍瞬 (著) ”と同じようなことを考えて生きてらっしゃると感じる。等身大の自分を認め、人から与えられた価値観を取りにいかない。自らの心の反応を桜井さんは理解して行動することができるのだろう
・勝間氏は今の資本主義のルールを素直に踏襲して、うまく正解してきたけど、なんか生きにくくないですか?と現代社会の最適解を模索しているのに対し、桜井さんは”そんなの気にしなきゃいい”と述べる。発信すると炎上するなら発信しなきゃいいでしょう?お金がいる?なんで?そんなに身に余るお金、いる?と終始こんな感じ
・勝間氏は自分の幸せのために俯瞰的に物事を見て戦略戦術を駆使して勝ち上がる感じ。桜井さんは自分の半径1メートルくらいの感覚を研ぎ澄まして、その感覚が導くままにゆだねる感じ。”(桜井さんは)日常的に軽いゾーン状態にいる”とは勝間氏の弁
・”好ましくない心の動きはすべて自分が作るものなのだから、そもそも悩まないし心を動かさない”が桜井さんの信条。とてもブッダ的
・雀鬼と呼ばれた時のストレスでつきものが尽きて抜け殻になって今の精神性があるのかな?ただ疲れているだけかな?というとそうでもなさそうで、麻雀最強位タイトル戦を、自らが指導した雀鬼会の打ち手が何人も勝ち取っている。何らかの境地にいるんだろうな
・桜井さんは勝間さんの精神的未熟さに少し残念というか、(自らを内観せず精神的に大きく無理をしているように見えるので)寂しさを感じているようだ
・身体感覚を磨くというのは(体を鍛えるという方法よりも)体を知ることができ、体を長持ちさせることにつながりそうだ。瞑想も含め”身体感覚を磨く”というのは今後テーマになりそうだ
・桜井さんと稲盛さんが対談すると調和しそう
・努力を努力と感じているうちは悪い努力、良い努力は努力とは感じられない。つまり、努力(悪い努力)は夢中(良い努力)には勝てない
・夢中を見つけるには、日々のちょっとした違和感を取り除く(解決する)行動をとっていく事、その為には身体感覚を研ぎ澄ますことが大切
・「勝ち」や「負け」という言葉にこだわっているうちは、本当の勝ちは見えてこない。本当の勝ちという感覚は言葉では説明しにくい
・今の麻雀のプロというものは、当時弱かった奴らが強者不在で作ったようなもので、将棋などとは成り立ちが違う。ワンパンマンで言うA級が作った仕組みみたいなもので、規格外のS級は蚊帳の外という感じに似ているか?
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