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「好きを仕事にする」の是非がよく議論になるが、そもそも仕事はどう選んだらいいのか

「ぶっちゃけ仕事なんでもいいんですけど、何やったらいいですかね?」

こんなぶっちゃけた相談を受けたことがあります。
言われてみれば確かに、どんな仕事を選んだらいいか、その選び方を教わったことは私もなかったです。
どうやって選んだらいいのか改めて考えてみます。

好きなことや得意なことで選ぶ

せっかく仕事で時間を費やすのなら興味の持てることにしようという考えは、よくわかります。そのため、仕事選びにおいてもおそらく最もよくあるアプローチじゃないかと思います。

一方で、自分が何を好きかがわからないとか、好きだけど仕事にはしたくないとか、この観点だけだと解決できない場合も多々あります。

身につけたいスキルで選ぶ

営業力、提案力、企画力などはよく聞くでしょうか。あとは専門スキルやら技術力やら。

将来やりたいことがあって、そのためにまずはこのスキルをつけておきたい、という場合は考えやすいかもしれません。仕事選びにおいては決して悪くない観点だと思いますが、そもそも身につけたいスキルが思い浮かぶならある程度の仕事の方向性が絞れているような気がしますね。

顧客で選ぶ

自分が仕事をすることで貢献したい対象は、誰かという観点です。
BtoB、BtoCという分け方もできますね。toBなら、相手は一担当者だったり経営者だったり。toCなら職業や年収とかでも分けられますね。
社内か社外かという見方もできます。社内を顧客においたなら、人事や経理や法務とか。

誰のためなら力が発揮できるかなという考え方は、一つの観点としておすすめしたいです。

向き合う対象がヒトかモノかで選ぶ

ものづくりや研究がしたい場合は、モノと向き合うということになります。顧客との直接的な接点があまりない仕事もあるわけです。
誰かのために仕事をするというよりも、自分の興味や関心を突き詰めることが周りまわって誰かのためにもなる、というスタンスです。

おそらくモノと向き合いたいタイプなら、顧客で選ぶという観点はマッチしなかったでしょう。好きなことや得意なことで選ぶという観点がマッチすると思うので、あとはそれを仕事にするかどうかの判断になりますね。

プラスをつくるかマイナスをなくすかで選ぶ

プラスをつくるというのは新たな価値を提供するということです。営業はじめインセンティブがついたりするのはこちらに該当する仕事です。

一方でマイナスをなくす仕事とは、「できて当たり前」を保持する仕事です。社内でいえば経理や法務、システムもそうです。そのほかわかりやすいのはインフラです。電気やガスや物流(JR、海運、航空ほか)などは、あって当たり前のものですが、限りなく事故や損失を低減させるよう努力がなされています。責任感が高くて良いという人もいれば、できて当たり前の扱いをされるのが辛いという人もいます。

働き方で選ぶ

最近、存在感を増してきた観点です。リモートワークや出社頻度、転勤の有無、副業の可否など。

ただ、年齢を重ねるにつれてライフイベントが増えていく(結婚、出産、子育て、介護など)ので、働く制約は強くなりやすいです。一般論としては、20代や若手のうちは働き方を優先しなくても良いのではないかと思います。

まとめ

一つの観点だけで仕事を選ぶのは、どうも汎用性に欠けるようなので、組み合わせてみると良さそうです。あと、勤務地や給与も大事な観点ですが、「どんな仕事をするか」の選び方という意味合いでは、やや外れたテーマかと思い割愛しました。

うーん、思ったよりも網羅的にはならなかったので、私も頭の隅に置き続けて、また折を見て更新していけたらと思います。

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