金銭面でおトクなパパ育休の取得の仕方
育休が取りやすいとか取りにくいとか、職場に気を遣ってしまうという社風の観点で言われることが多いように思います。
ただ、育休の取得の仕方について、コツやポイントなどを教えてくれるかどうかも、取りやすさの大事な要素だと気付きました。
私の職場は残念ながら、そういう意味で育休を取りやすい会社ではなかったので、私が育休を取得して気づいた育休取得をおトクにするポイントをお伝えします。誰にでも当てはまるわけではありませんが、もしかしたら活用できるかもしれません。
育休前の昇進の話は積極的に受ける
私の話ですが育休取得4ヶ月前に、昇進の話がありました。ちょうどまだ育休の相談を直属の上司にだけ話していた時期で、昇進の話はその上司のさらに上から降ってきました。
社内でも例がない男性の1年育休でなるべく迷惑をかけたくない気持ちから、「育休で4ヶ月後に抜けることになりますが、それでもよければ昇進の話を受けたいです」と回答しました。結果的に、昇進は見送られました。
今考えれば、不当な扱いだと文句をつけることもできなくはないのですが、私も揉めたくはなかったし、社内の見られ方に不安もあったので、まあ仕方ないかなというくらいの気持ちでした。
ただ、育児休業給付金は休業開始前6ヶ月の賃金が給付額計算のベースになります。昇進で上がった分の給与は、育休後にも影響します。
もし昇進の話があるのなら、そんな観点も加味して判断することをおすすめします。
賞与月に育休を取得する
育休を開始した月から、社会保険料の支払いが免除になります。そのため社会保険料の支払い額が多い月には育休中であった方が、免除額が大きくおトクだということです。
男性育休の特徴は、取得月を選べることにあると私は思います。女性は産休からそのまま育休に入ることがほとんどで実際には取得月は選べません。
もし11月下旬に産まれた場合であれば、11月からではなく12月(一般的には賞与月)から育休を取得した方がおトクです。
あるいは産後まもなくからではなくて、生後数ヶ月経ってから育休を取得する場合も、できれば賞与月に調整できたら、おトクになります。
ただし、2022年10月から、上記の話は1ヶ月以上育休を取得する場合に限るようです。詳しくは「育休 社会保険料 免除」で検索してもらえると良いかと思います。
賞与算定期間を加味して復帰する
復職後、なるべくフルで賞与をもらえるようにできたらいいですねという話です。
保育園の都合などでコントロールが利かない面もあるかもしれませんが、賞与算定期間も加味しておくと良いでしょう。慣らし保育期間もありますしね。
3点について書きましたが、そもそも何のために育休を取得するかといえば育児をするためですよね。
そのため、もちろん金銭面のおトクさよりも育児上の都合が最優先されるべきだと思いますし、私もそうしてきたつもりです。
ただ、あと少しの違いで損得が発生したとなるとなんだか残念なので、これから育休を取得する方に届くように、書き残しておきました。
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