ズームバックオチアイをズームバック(10)祝祭論
参考になった部分をメモのように記録しておきたい。
グレートリカバリー第10回、祝祭論！
車窓から国立競技場
2020年で固まったノアの箱舟みたいな感じ
東京は2020年で時が止まった。
やっとみんな完全に分かった
ズーム会議の中に質量がない、祝祭がない。
コロナ禍で私たちが失ったものは『祝祭』
人とふれあいたい、一緒に盛り上がりたい
以前は当たり前すぎてなかなか気付かなかった思い。
なぜ私たちは祝祭を求めるのか？
存在した池田伸子さん
あ、こんにちは。はじめまして。
そんなお姿をしていたんですね。
(ナレーションを担当している池田伸子アナウンサーが登場し
写真に撮られてしまう)
人はなぜ祝祭を求めるのか？
編集長の考える祝祭って何？
・めでたいこと
・普通にはあまりないこと
・非日常
・悦な体験(悦ばしい体験)
コロナ1年目では、24万組の結婚式が延期になったが、
コロナ2年目で逆に結婚を祝う人が増えている。
特に式場のない人の景気がいい、撮影する人とか。
式はやらないけど記念を残したい人の需要がものすごく高い。
ハードを伴わない、ソフトウェアに移行した。
祭りを作る
1983年
『明るい農村リポート'83』
神奈川県の厚木市根岸地区の人たちが
注文した神輿の値段の交渉にやってきました。
注文したあとに値段交渉って、、、
根岸地区は新興住宅地に変わり、
移り住んできた親にとっては『第二のふるさと』だが、
子どもにとっては『ふるさと』となる。
だから御神輿を作ってやらせたい。
面識のない人がほとんどで、神輿をつくって連帯をはかりたい。
祝祭が人と人とをつなぐ。
同時期、ふるさと音頭も量産
全国2000以上のふるさと音頭の歌詞ベスト4
1．手と手をつないで
2．村づくり
3．ふるさと
4．ふれあい
音頭を踊ったり、神輿を担いだり
どれも1人では成り立たない。
祝祭に参加することで人は誰かとつながり
自分がどんなつながりの中にいるかを確認する
新しい祭り
従来の祭りは少子高齢化など担い手不足で消滅する。
入れ替わるように急増したのはコミケやロックフェス。
多くの人が一つの場所に集う『フェスティバル』型の祝祭
私たちが祝祭を求める理由
その大きな部分を占めるのが他者とのつながりのため
1つの場所で、みんなで喜びや楽しみを共有することで
人はつながりを実感できる。
そのつながりの中で、
自分とは何者かというアイデンティティを確認する。
デジタルの日
Japan Digital Days
編集長が政府に提案し制定されることが決まった。
「デジタルについて定期的に振り返り体感し見直す日」
2021年は、10月10日、10月11日。
誰一人取り残さないデジタル中心の人間社会っていうのを
どうやって作っていけるかっていうのを毎年考えていく。
何かの日を作っておけば祝祭は永遠にやってくる。
時間は共有されている。
フィジカルな身体を持った我々は、別の場所にいても
時間の共時性だけをもとに祭りを行う
共時性以外に意味はない。
共時性のバルス！
天空の城ラピュタがテレビで放送されると起きる
『バルス祭り』は世界一の拡散力を持つ
中国は、11月11日の独身の日に行われるデジタル通販の販促イベント
2020年は12兆円ものお金が動いた。
デジタルにふるさとをあげるには、時間の結節点が必要
デジタルには場所がない、土地がないから
日しかない、日なら作れる。
【結節点】けっせつてん
つなぎ合わされた部分。 つなぎめ。 むすびめ。
ヌード撮影
風景とモノばかりしか撮らないオレが
身体しかもヌードを撮ってるってよっぽどのことだよね。
ヌードを撮っているのは原初的な祝祭
身体性の回復とか、根源に立ち戻って
マスクで覆われていてむき出しは貴重
身体を思い浮かべることが減ったから、ヌードとか超重要
『裸性』と『祭り』は近い領域にいる
裸祭りとかって各地方に良くある。
画面越し、マスク越し、
今、何かを一枚介してしか出会えない私たち
むき出しの肉体をリアルに感じ切り取るヌード
日々の祝祭
コロナ1年目に話題になったオンライン飲み会
一時の盛り上がりに比べてずいぶん下火になった。
ハード的な問題、
もう一周したらちゃんとできる。
ちゃんといいディスプレーといいカメラがあれば。
20年後はちゃんとできると思う、オンライン飲み会。
今はできないだけ。
アメリカの禁酒政策
1920年アメリカで施行された禁酒法
飲酒によって工場労働者の仕事能率が落ちていると訴える経営者らが
強く導入を求めたと言われている。
表向きに酒が飲めない日々は13年間継続
酒の密売を行うアル・カポネのようなギャングも台頭した
近年の研究結果
禁酒法時代、施行前と比べて特許件数が8～18%減少した。
インフォーマルソーシャルネットワークが重要
新しい人と話すとひらめくことが増える
インフォーマルソーシャルネットワークとは
非公式の場所で出来る新しいつながり
サードプレイス(日々の祝祭)がアイデアを生む
つながりが発明にとって重要なのは、
単に研究の協力者とつながれるだけではなく
個人が新しいアイデアに触れることができるから
非公式な場所が『サード・プレイス』として機能している
それは自宅でも職場でもない、第三の居場所。
バーやパブ、カフェなどで見知らぬ相手と新たな出会いを作ったり
まだつながりが希薄な相手と会食してつながりを深めたり
そうすることで新しいアイデアも生まれる
ロックダウン中のクリストファー・ノーラン
この危機が去ったとき
人が集まりたいと思う欲求やいきいきと過ごし、愛し、笑い
そしてともに涙を流したいと思う欲求はより強くなるはずだ
映画館に行くのは映画スターを求めていくのではない
私たちはお互いのために映画館に行っていたのだ
コロナ禍のなか、『密』であることは悪いこととされている。
しかし、原初以来、人は密を求めてきました。
つどい、語り、ふれあう
人は密を求めるのが本能なのかも知れません。
身体に飢えがある
今年は海水浴場に人が集まる
人間の肉体を見ていると落ち着く
シリーズ完結
大回復グレートリカバリー、全10回終了
日本放送協会 ばんざ～い
ちょっと一言多かった気がします。
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