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寮監寮母に頭を下げた

寮で起きたトラブルの件について、先日寮監寮母と面と向かって約1時間半話し合った。先生も同伴した。

理不尽なルールの設置や生徒と壁を作るような振る舞いの多くに対して向こう側が反省してくれたかと言うと、そんな姿勢もあまり見られず、お互い感情的になり言い争いになった先週の口論の際の失言に関しての謝罪も結局ないまま終結した。

ただ話し合いの冒頭、僕は『申し訳ありませんでした』と一言添え、深く頭を下げた。

そもそもそんなつもりはなかったし、真っ向から自分の主張を貫こうと強い気持ちで挑みたかった。自分自身、寮監寮母を傷つけるような発言をしたわけでもなければ、惑をかけるような振る舞いをしたわけでもない。

だからその謝罪に特に深い意味や理由はなかった。ただ『試し』に謝ってみた。

もしかしたら、その時の自分は先に謝ったのは、先生もいる前で寛容さを見せることで話し合いの場で優位に立つように仕向けようとするずる賢さだったのかもしれないし、また自分が謝れば2人も謝ってくれるだろうと、そんなちょっとした期待感もどこかに込められていた気はする。

ただ頭を下げたことに今は後悔している。

結局のところ話し合いは互いに共感をあまり得られず、また向こうから謝罪の言葉が返ってくることはなかった。だからもちろん、プライド的な部分が傷つけられたのもその理由の一つだ。

ただそれ以上に、相手側の理解以前に謝罪とか、許しとか、そのようなある意味小さな部分に多く気を取られていた自分に後悔している。先に謝った方が一枚上手とか、より大人だとか、そんなこと今考えると本当にどうでもいい。

話し合いの本来の目的は寮監寮母に自分たちの立場と考え方を理解してもらうことだったし、その軸を自分が謝ったことによって少しずらしてしまったことに腹が立つ。

ただ、この問題をいつまでもダラダラ考えてても時間の無駄なので、今日ここで言語化したことを一つの区切りにしたいと思う。

寮生活も残りラスト1ヶ月。楽しむのみ。

クリチバーノ1212








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