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経営難に陥った銚子電鉄の必死の戦略がイカれてた

 銚子旅行の記事にちょっと付け足し。犬吠温泉に行く際に利用した銚子電鉄が経営難で、なんとかしようともがいている姿が印象的すぎたので。

銚子駅から外側駅(とかわ)までわずか10駅を繋ぐ廃線危機路線。車内はガラガラで2両の電車に、運転手を含めわずか5人。先方車両は電気が消され、特殊なピンク色のライトが手すりや吊革にぶら下がっている人形や風船を不気味に照ていた。後方車両にも風船だらけ。何かしらの話題を作り、経営難を解消するための必死のもがきのように思えた。

電車は夕方、間の駅で帰宅途中の小学生が10人弱ほど乗ってきたぐらい。ある程度の自動運転が可能なのか、運転手は席を外して話しかけてくる小学生の相手をしたり、切符を切ったりと大忙しに働いていた。小学生の笑顔がこの銚子電鉄がなくなってはいけない理由そのものだった。

銚子の観光名所である犬吠温泉にも近年新たな施設ができ、素晴らしい絶景スポットや温泉に訪れるだけの価値がある。

地元の小学生のためにも、銚子電鉄を利用する市民のためにも、歴史そのものを守るためにも、外部の人間ながら頑張って欲しいと強く思う。

クリチバーノ1212

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