「本気の自己分析」をしたら、就活が案外楽しかった話
はじめに
はじめまして、24卒のこやまです。このnoteを読んでくださり、ありがとうございます。
まず私について簡単に自己紹介をさせて頂きます。
公立大学出身の文系大学生、サークル活動もアルバイトも勉強も誇れるほど注力して取り組んで来なかった、就活時に持っていた資格は英検二級のみ。
大学入学と同時に新型コロナウイルスが流行し始め、無気力な学生生活を送っていました。
当然こんな私に将来就きたい職やキャリアでの大きな目標は無く、就活を始めたばかりの段階では自分が実際に働いている姿など全く想像できませんでした。
しかし、そんな私でも、プライム上場のITコンサル会社から内々定頂き事ができ、就活を比較的早く終えることができました。
そして就活を終えたばかりの今現在、改めて考えると、案外楽しみながら就活を行えていたな〜と思います。
そんな私の就活体験談を書かせて頂きます。稚拙な文章ですが、読んで頂けると幸いです。
また、このnoteでは、ある就活支援サービスの名前を出しますが、ステマではないし、お金は一円も頂いていません。私自身のありのままの経験談ですので、そちらも念頭に置いて頂けると幸いです。
就活の流れ
inteeとの出会い
私の就職活動で最も大きな転機は最初にやって来ます。
サークルの先輩から「intee」という就活サービスを紹介して頂いたことをきっかけに、自己分析の大切さを知り、また、その後の就活をたくさん支えて頂いたメンターさんと出会いました。
inteeとは、「自分の意志でキャリアを切り拓く就活支援サービス(HPより引用)」で、学生は完全無料でサービスを利用できます。
(URL: https://intee.jp/student/referer?introducer=tWF8Bqt%2BCUAr0AsGfQ3T0w%3D%3D)
このキャッチフレーズにあるように、就職活動においてもっとも大切な事が、自分の意志が何であるのか知る事だと、私は考えます。
他者の意見や世間体を鑑みずに、自分の本心から生まれる意志に沿った企業に就職しなければ、自分の期待と現実のギャップに悩み離職してしまうことが多いそうです。
そのようなことが起きないように、「自分の意志でキャリアを切り拓く」事が大切であり、inteeはその支援を行ってくれるのです。
過去を振り返りながら自分がどんな人間なのか知っていく
自分の意志を知るためには、過去を振り返りつつ自分がどんな人間なのかを知る必要があります。いわゆる「自己分析」です。
よく就活サイトなどで「当てはまる」「当てはまらない」を選択して、自分がどんなタイプの人間なのかを教えてくれるツールがあります。
しかし、そんなものでは自分のことを本当に理解できないと思います。もっと泥臭く、丁寧に、自分を振り返る必要があると私は考えます。
以下、私が intee のメンターさんと実際に行った自己分析について、具体的に話したいと思います。あくまで一例なので参考までに。
物心ついてから1年単位で印象に残っている出来事を振り返る
まず、Googleドキュメントを使って、物心ついたときから現在までの過去を1年ごとに振り返り、印象に残っている出来事を書き出しました。
文章の構成などは全く考えずに、思いつくままにキーボードを叩きました。印象に残っている事なら何でも書いてしまえ!のスタンスで、嬉しかったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、困惑したこと、洗いざらい全て書いたつもりです。
どんな出来事が起きたのか、またその際に自分がどんな感情を持ったのかもできるだけ詳細に書くようにしました。
結果的に、保育園年長から大学三年まで、約4700字の自分史を書き上げました。文章を書くことが苦手な自分にしては、かなりの文字数でした。それぞれの時代で自分がどういう価値観を持ったのかまとめる
次に、「幼稚園・小学生時代」「中学時代」「高校時代」「大学時代」それぞれの時代に、自分がどんな人間で、どんな価値観を持っていたのかをまとめます。
これをすることで、自分の性格がどの時代に形成されたのか、時を重ねるに従ってどのように自分が変わってきたのかが分かるようになります。
ここの言語化作業が個人的に難しく、inteeのメンターさんの力無くては成し遂げられませんでした。自分がどんな価値観を持っているのか、感覚で分かっていても言葉で表すのはとても難しく感じました。しかし、言語化ができないと、自分が一体どんな人間で、どんな価値観を持っているのか、100%把握することは困難です。
その点inteeのメンターさんは言語化能力に長けているので、自分の経験やその際に感じたことを伝えると、自分の価値観を言語化して提案して下さりました。とても頼もしいと感じたと同時に、この方は私よりも私のことを知っているのではないかと恐ろしくもなりました。
また、言語化作業だけで無く、自分の価値観や性格を踏まえた上で、より合っているであろう業界や職種まで提案してくださいました。
この言語化作業を行った面談は、終了予定時間を1時間もオーバーしてしまいましたが、ここまで私に向き合ってくださったメンターさんに心から感謝しています。
自分がどんな人間であるのか、それを踏まえて今後どんな人生を歩みたいのか。自分の事なのに新たな発見が多くあり、とても楽しかったです。
最初こそ骨が折れる大変な作業ですが、骨組みができることでその後の就活がかなりラクになりました。
キャリアを通して叶えたい目標が見つかる
以上の自己分析を踏まえ、自分がキャリアを通して成し遂げたいと心から思える目標が見つかりました。
それは、「自分が関与したことにより、日本の社会問題をひとつでも減らせる社会人になる」です。
(何の目標意識も持てていなかった大学3年生の夏から考えると、我ながら立派な目標を持つことができたな〜と関心しています。)
以下、この目標についての解説をしますが、これは私自身のために、今後社会人になっても原点立ち返れるように書くので、読者の方はスルーして頂いても問題ございません。
まず「自分が関与する」という点についてです。これは、私がこれまでの人生の中で達成感を味わった瞬間に共通している事となります。
より詳しく説明すると、自分が価値提供などをして関わったことで、他者が抱えている「負」を解決した瞬間に、大きな達成感を味わうことができるということです。
私は、大学のESSサークルで、コロナで途絶えていたイベントの復活を行った経験がありました。きっかけは、後輩たちが、コロナ前まで行われていたイベントを経験できていない、という「負」を抱えていると考えたためです。この問題意識が大きなモチベーションとなりましたし、実際に「イベントに参加できて良かった」という声を頂いたことで、達成感も味わうことができました。
自分がモチベーションを持って取り組めること、また、大きな達成感を味わえること、これを言語化することで、自分が社会人としてどんな仕事をしていきたいのかが見えてきました。
つぎに「日本の社会問題をひとつでも減らせる社会人になる」という点についてです。
私は、当時所属していたゼミで、日本が今たくさんの課題を抱えている状態であること、そのどれもが深刻な状況であることを学びました。
また、それらの課題が原因で、生きづらさを感じている人が多いこと、それは私の友人や同期、先輩、後輩など、身近な人も例外ではないことも実感しました。
そこから、自分の身近な人が、より希望を持って生きられる日本にしていきたいと漠然と思い始め、社会課題解決に興味を持つようになったのです。
このnoteを書いている今現在、具体的に解決したい領域はまだ見つかっていません。今後社会に出て、様々な問題に触れることで、自分が解決したい社会課題を見つけていきたいと思っています。
「本気の自己分析」をしたら就活が案外楽しかった
以上の自己分析をして、自分がどんな人間なのか、どんな性格で、どんなことにモチベーションを見出し、どんなことに達成感を感じ、何を目標としているのかを、理解することができました。
そして、自己分析後の就活は案外楽しかったなと感じています。
元々自己開示が大好きな人間だったので、特に面接では「私のこと聞いて!」みたいな感覚で臨んでいました。必要以上にかしこまらずに、面接官とおしゃべりする感覚で面接を受けていたので、自分を取り繕うこと無く、ありのままの自分を伝えることができたと思います。
そして、このようなスタンスで面接に臨んでいたからこそ、不合格となってしまった際は、その企業と自分が合わなかったのだろうな、と思えるようになりました。このおかげで、選考が見送られた際のショックがかなり軽減できていたと思います。
他にも要因はあると思いますが(就活の悩みを相談できるメンターさんがいた、比較的早期から就活を進めていた等)、病むこともなく、案外楽しみながら就活を行う事ができました。これも「本物の自己分析」を手助けしてくださったinteeのメンターさんのおかげです。
これから就活する人へのメッセージ
さいごに、これから就活する人へのメッセージを書かせて頂きたいと思います。
日本には「成功の型」があると思います。例えば、学生時代には勉強に励み、名の知れた良い大学に入り、名の知れた良い企業に就職する、みたいな…。
その型を前提に考えると、日本での就活 =「いわゆる大手企業に入るために、その企業にウケが良さそうなESを書いて、その企業が好きそうな人材を面接で演じて、内定を頂く」という事になると思います。
そして、この型を達成した人こそ、世間一般では「成功した」と言われるのではないのでしょうか。
自分の入りたい企業に入るために、このような就活を行う事は、一種の手段であるし、否定はしません。
しかし、自分がこの方法で就活をしていたら、就活自体を楽しむことはできなかっただろうな、と思います。
私は、実際のESや面接でも、ウケの良さなど考えず、嘘偽りの無い自分について語りました。
その上で複数の企業から内定を頂く事ができたため、ありのままの自分を社員として受け入れてくれる企業はあるのだと考えています。
そして、それは私に限った話では無く、誰にでも当てはまることです。
なぜなら、私は就活で活きるような資格や経験があるわけではないのに、それでもありのままの自分を受け入れてくれる企業に出会えたからです。
(冒頭に述べた私のスペックだけ見ると、企業が「この新卒欲しい!」とは思わなそうじゃないですか?笑)
だから、これから就活をする人は、どうかありのままの自分で就活に挑んでみてほしいです。そうすればきっと、あなたが入りたいと思える企業に出会えるはずです。
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