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本好きになったのは母のお陰

私は元々本屋が大好きだ。
暫く忘れていたけど母が私が高校生の頃本屋を営業していた。
ローカルなショッピングセンターの中に入っている本当に小さい店だった。
高二の夏休みに時給400円でアルバイトもしたし、母に付き添って
大阪の本のホールセールに買い出しに行った事もある。
80年代中頃から郊外は大型駐車場付きの書店が増えて競争に負けて間も無く閉店してしまったが、、、

子供の頃からお小遣いとは別に本は幾らでも買ってくれる母だった。
その中に漫画も含まれていたのは嬉しかった。
漫画でもいい本いっぱいあるもんなーと納得してくれた。
キャンディキャンディから始まって、うわさの姫子、ベルばら、生徒諸君!
そして何よりガラスの仮面。あの頃読んだ漫画が私という人格を作ったと言っても間違いじゃない。
里中満智子から高階良子、身内すずえまで少女漫画の中でも色んなジャンルを読んだな〜 懐かしい。


私がアメリカに来てからも母は定期的に自分が読んで良かったと思う本を送ってくれた。(今でも)昔は桐島洋子や千葉敦子の様なフィミニスト系も多かったし、白洲正子や中野孝次や篠田桃紅、曽野綾子など色々だ、、、
子供が生まれた後は教育い関する本も幾つかあった。

私は大人になってからますます本を読むのが好きになった。
母はいつも”あなたは忙しいから読む時間ないと思うけど、、”と手紙に書いていたけど、実際はその心配なく貰った本は全部すぐに読んだ。

読むのが苦痛じゃないのだ。
苦痛な事は絶対やらない、続かない。
でも本を読むのは本当に楽しい。 特に面白い本なら後半にページ数が少なくなって来てもうすぐ終わりが近いと思うと残念でならないくらいあっという間に読める。
知らない世界いぐーっと連れて行ってくれるし、これまで本からどれだけの事を学び、どれだけ人生で影響を受けた事か、、、

若い頃は吉本ばななや田口ランディなんかが好きだったな。推理小説も好きで東野圭吾や桐野夏生なんかも結構読んだ気がする。後は範囲が広くてすぐに作家の名前が出てこないけど。

ここ数年はもっぱら自己投資や不動産投資、自己啓発系が多かった。

好きな本は何度も読み返す方なので、好きな本はやっぱりちゃんと所有したい。

ニューヨークではもう何年も紀伊国屋書店のメンバーシップを買っているし、アメリカの本屋ではバーンズアンドノーブルが大好きでこちらのメンバー。
紀伊国屋の2階には日本のケーキやパンが置いているカフェあるし、バーンズアンドノーブルには必ずスタバが入っている。

時々マンハッタンの中で仕事が早く終わったりでちょっと時間が出来た時なんかはまず間違いなくそれらの本屋に行く。

本屋に行くとなんか、自分の身体がぞくぞくとするくらい喜んでいる感覚がある。
自分の脳がめりめりと活性化され、世の中のいろんな事がポジティブに動き出す。間違いなく私を必ず幸せにしてくれる空間。

本が大好きだった母。人間やっぱり本を読まないと成長しないという信条を持っている母。
”本を読まない人はあかん”  ”本が嫌いな人は私は合わへん” という超偏見持ちでもあるが、そのおかげで今の自分がいる。

私を本好きにしてくれて本当に感謝している。
たくさんの本との出会いがなければきっともっと違った人生になっていたかもと思う。

久しぶりに紀伊国屋に行ってみようかな。2階でモンブランでも食べて、、、
想像しただけでにやけてくる。。。




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