検索目印
新型コロナウイルスの
感染が拡大するなか、
耳慣れないカタカナ言葉を
よく耳にするようになりました。
クラスター、ロックダウン、
オーバーシュート、パンデミック・・
新聞なんかを見ていますと、
それぞれの言葉の後ろに
カッコ綴じで、
「感染者集団」「都市封鎖」
「爆発的患者急増」
「世界的大流行」などと
書かれていますが、
カッコの中の漢字だらけの言葉より、
カタカナ言葉のほうが、いまやもう、わかりやすいような気もします。
それでも様々な世代の方が
読むことを想定している新聞には、
カタカナだとわかりにくいと
予想される言葉の後ろには、
カッコ綴じで、
日本語訳が書かれています。
例えば、
5月14日付けの京都新聞ですと、
ハッシュタグ(検索目印)。
Twitterなど
SNSを使っておられる方なら
ご存じかと思います。
言葉やスペースの無い
フレーズの前に
シャープ記号のような、
漢字の井戸の「井」のような、
「ハッシュ記号」を付けることを
「ハッシュタグを付ける」と
いいます。
「ハッシュタグ」を付けると、
同じハッシュタグを付けた投稿を
検索しやすくなります。
検索の目印になるのが、
「ハッシュタグ」です。
検察庁の定年延長を可能とする
「検察庁法改正案」に反発する声が、
インターネット上で広がったのは、
#検察庁法改正案に抗議します
というハッシュタグを付けた投稿が
相次いだことが
大きな理由の一つでした。
「完全菜食主義者(ビーガン)」
というのも見つけました。
こちらはビーガンであることを
公表している
歌手のブライアン・アダムスさんが
自身のインスタグラムでの
差別的投稿を謝罪したという
ニュースのなかで
使用されていました。
ブライアン・アダムスさんは、
新型コロナウイルスの
感染拡大のため、
自身のロンドン公演が
中止になったことを
インスタグラムで報告する際、
中国人に向けたものとみられる
差別表現を使用していました。
このほか、
インバウンド(訪日外国人)
キャッシュ(現金)
ロイヤルティー(使用料金)
なんていうのも見つけました。
このあたりは
やがてカッコとじが
なくなっていくのでしょうか。
それとは別に気になるのが、
お持ち帰りの「テークアウト」。
あれって、
「テイクアウト」やと思うんですが、
新聞は「テークアウト」って
書いているんですよね。
どっちが正解とか、
わからないんですけど、
あれだけ新聞で統一されていると、
何か理由があるのかな、
と思ってしまいます。
どなたか、ご存知ないかしら。