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また行きたいお店

 四条大宮の「南国ジンジャー」へ行きました。今年3月にオープンしたカレーのお店で、私はオープン初日の1人目の客になったんですが、この日はWBCの日本対メキシコ戦をやっていて、職場から南国ジンジャーへ向かう頃、日本は劣勢でした。これは負けるな、と思い、急いで「南国ジンジャー」へ行き、めでたく1人目の客になったんですが、結果、日本の逆転劇を見逃してしまいました。
 その時以来、二回目の「南国ジンジャー」だったわけですが、扉を開けるとお店の方が「いらっしゃいませ〜、あ、1人目のお客様ですね!」とおっしゃってくださり、口には出しませんでしたが、「覚えていてくれたんですか!」と感激いたしました。
 オープン初日は「1人目の客」とプリントされた赤いTシャツを着て行きましたし、面構えも幸い記憶に残りやすい私ですが、昨日はそのTシャツも着ていませんし、おそらく髪型も3月とは変わっているはずなんですが、それでも私を認識してくださったことが嬉しくて嬉しくて。もちろん、めちゃくちゃ美味しかったんですが、その美味しさ以上に覚えていてくださったことが何より嬉しい。

 別のお店で、よく行く居酒屋さんは、私が左利きであることを覚えていてくれ、お箸をセッティングする際、ちゃんと逆向きに置いてくれるんですが、これも毎回嬉しい。
 私は麒麟の淡麗とエビスビールを間違えるくらいの味音痴で、どんなものを出されてもだいたいは美味しいと思ってしまいますから、料理を出す側にとっては、もてなし甲斐がないと思いますが、その分、料理の味よりも料理の周辺のことでお店のことを判断しがちで、やっぱり、どれだけ美味しいお店でも、神田伯山さんが以前、「すべらない話」で話していた池袋のうなぎ屋みたいに接客が最低の店には行きたくない。

 美味しいお料理は気持ちよくいただきたい。それができるお店が好きです。南国ジンジャー、また行きます。

蠱惑暇
こわくいとま

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