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読書の記録 東野圭吾『マスカレード・ホテル』

 東京への旅のお供に小説一冊。今回は東野圭吾『マスカレード・ホテル』を選びました。連続殺人事件の次の舞台はどうやら高級ホテルらしい!?警察は新たなる殺人を未然に防ぐべく、刑事をホテルのスタッフとして潜入させます。フロント役を仰せつかった若き刑事・新井と、その教育係を担当することになった山岸尚美の二人が、事件の真相に迫る!

 と、まあ、こんな感じ。舞台が高級ホテルで、事件とは直接関係のない個性的なお客様たちと二人のやり取りも面白いんですが、私、この度の東京旅行ではホテルで一泊しておりまして、部屋でこれを読んでいると、変に感情移入してしまい、ひょっとしたら私の泊まっているこのホテルでも何か起こるんじゃないか?というアホみたいなことを考えてしまったところ、部屋の外の男女の話し声が聞こえてきたりして、「怖い怖い怖いーっ!」と思いながらも聞き耳を立ててしまう、という、いけないことをしてしまいました。ドアの覗き穴から外を覗いてみたら外の男と目が合ったらどうしよう、なんて思いながら一人震えておりました。だから実際には覗き穴を覗くことはできませんでした。

 新井刑事の高校時代の教育実習の先生が客としてやってくるくだりでは、久しぶりに私の高校時代にやってきた教育実習の鳥塚先生のことを思い出しました。めちゃくちゃかわいかったんですよね。教育実習が終わってから手紙を送ったのを覚えています。しかもその手紙、ちゃんと返事くれましたからね。元気にしておられるのかしら。

 東野圭吾さんの小説は、まぁ、何というか、間違いないですね。ええ具合に惹き込まれるし、ええ具合にドラマティックで、ええ具合に「そういうことか!」と膝を打ったりします。面白いです。旅のお供には、こういうのがちょうどええんです。

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