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✈18歳、初めての1人旅 ✈️

人生初の1人旅はオーストラリアでした。英語が得意なわけでもなく、1人旅の経験のない一般人が、初めての1人旅を振り返りつつ1人旅をしたことがない人へ向けて言葉を届けていこうと思います。

・旅をしたきっかけ

1人旅をしようと思ったきっかけは高校3年の冬、世界遺産検定2級を受ける際にウルル、カタ・ジュタ国立公園を学んだことと、ラジオで絶景プロデューサーの詩歩さんのお話を聞いたことです。

高校生の頃は旅に出ようなどとは1ミリも考えたことがなく、音楽イベントに行くことが生きがいだった私ですが、進学先が決まってから世界遺産検定や詩歩さんのSNSや本などの旅に関するコンテンツに触れたことで旅に対して非常に興味を持つようになり、3月にオーストラリアへ旅をしました。

・ウルル、カタ・ジュタ国立公園について

初めての1人旅の目的地はオーストラリアのウルル、カタ・ジュタ国立公園でした!

「どこ?」と思う人も多いかと思いますが、それもそのはずウルル・カタジュタ国立公園はオーストラリア大陸の中央部に位置し、日本からはシドニーやメルボルン、ケアンズなどの主要都市で乗り換えて行かなければいけない場所にある観光地です。

行き 約19時間
成田空港→メルボルン空港→アリススプリングス空港→コネラン空港
帰り 約20時間
コネラン空港→アリススプリングス空港→シドニー空港→成田空港
※アリススプリングスを経由しなくても行くことができます

地図

ウルル、カタ・ジュタ国立公園は複合遺産として世界遺産に登録されています。本遺産は、世界で2番目に大きい一枚岩で「地球のへそ」とも言われるウルル(=エアーズ・ロック)と「たくさんの頭」とも言われるカタ・ジュタという自然的な価値だけでなく、先住民族の方々がウルルとカタ・ジュタを聖地と崇めながら、4~5万年前からともに暮らしているという歴史的な価値も持ち合わせている世界遺産です。

うるる

カタジュタ 遠く

・周辺情報

周りに町が存在しないウルル、カタ・ジュタ国立公園へは近くにあるエアーズロックリゾートに宿泊します。ここにはお手頃な価格のホテルから高級なホテルがありますが、ホテルが5つしかないので宿泊代を安く抑えたい方は早めに予約することをお勧めします!

セイルズインデザート ホテル

また、リゾート内にはショッピングセンターやレストラン、先住民族の体験ができる施設など観光できる場所があります。加えて、リゾートの近くにはウルルを眺望できる展望台があり、広大な自然を目の前に眺めることができます!日本では見ることができない赤土と草木の後ろにそびえ立つウルルを見たときは鳥肌が立ちました!
リゾート地からは少し離れているので、人が少なくこの景色を独り占めできるかもしれません。オススメです!

リゾート 展望台

コネラン空港からリゾートまでは無料のシャトルバスが運行しているので利用しましょう!ウルル周辺は電車やタクシーは走っていないので注意!


・刺激的な4日間

初めての1人旅ということもあり、刺激が多かった4泊7日でした。
その中でも印象的だった5つの事柄を述べていこうと思います!

1つ目は環境です。オーストラリアは日本と真逆の気候なので、3月は夏場と同じくらいの気温でした。中でもウルルは日中で35℃を超え、夜は20℃以下まで下がります。

服装は帽子が必須でシャツは半袖でもよいですが、日差しがとても強いので日焼け止めを塗るか、長袖のインナーの着用をお勧めします。一方で、夜は少し肌寒いので羽織るものがあるといいと思います。

これは時期にもよりますが、外に出ると永遠とハエの大群が顔にぶつかってきます。なので、ウルルで外に出る際はハエネットを必ず装着しましょう。

Amazon:ハエ除けネット

2つ目は食事です。
オーストラリアは物価が高くハンバーガーのセットが1600円ほどするのに加え、国外からの持ち込みできる食べ物の規制が厳しいので、食事に関しては少々注意が必要です。食費を抑えたい方は近くにあるスーパーを利用することをお勧めします!

そんなオーストラリアの食に関して今回驚いたことが1つありました。それは、リゾート内のレストランでカンガルーバーガーが売られていたことです。さすがに2度見してしまいました。実際に注文し食べてみると、脂身がなく、さっぱりとしていて今まで食べたことのない食感でした。(パティが少し白っぽいのわかるでしょうか!)個人的には癖が少しあるように感じましたが、食べやすかったです!話のネタにもなるので一度食べてみるといいかもしれません!

カンガルーバーガー

3つ目は言語です。
オーストラリア英語はアメリカやイギリスよりも聞き取りずらいと言われていますが、中でもULURU HOP ON HOP OFFのガイドさんの英語がすさまじかったのを覚えています笑

バスを運転しながらウルルの説明をしているのですが、弾丸のように英語を発していてほとんど聞き取ることができませんでした。同じ運転手さんのバスに何度も乗車したのですが、最後まで全く聞き取れず自分の英語力の低さを痛感しました。いつかリベンジしに行きたいです🔥

4つ目はウルル、カタ・ジュタの壮大な景観です。
ウルル、カタ・ジュタの景観は今までで見てきたどの場所よりも素晴らしく、国内外を旅した今でも一番の絶景スポットと言い切ることができます。

日中の景観は言うまでもなく素晴らしいですが、ウルル、カタ・ジュタは夕日や朝日に照らされると色が変わるという特徴があり、時間がたつにつれて表面の色が変化してゆく姿が人気です。そのため、朝日と夕日の時間に合わせた現地ツアーが沢山あり、これらの時間帯は展望台に多くの人が訪れます。

加えて、サンライズとサンセットの時間帯には色の変化を楽しむ以外の楽しみ方があります。

サンライズは場所によってウルルの中央部分から朝日が昇る姿を見ることができます。ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンドウルルです!これを見たときは言葉が出ないほど見入ってしまいバスに乗り遅れそうになり、朝から全力ダッシュしました笑

サンセットは夕日に照らされるウルルをお酒を飲みながら鑑賞するツアーなどがあり、建物が一切ない大自然の中で優雅なひと時を過ごすことができます。成人したので次回行くときはお酒を飲みながら鑑賞したいです!その時はグラスを使った映え写真にも挑戦したいです!!

・サンライズ

サンライズ うるる

朝日 カタジュタ

・ダイヤモンドウルル

ダイヤモンドうるる

・サンセット

サンセットうるる

5つ目はウルル、カタ・ジュタ国立公園散策です。

ウルルでは、2日に分けて4つのウォーキングコース巡りウルル登山を行いました。ウルルの周りには観光するスポットがたくさんあり、先住民の暮らしていた跡(くぼみ、洞窟)や岩壁に書かれた文様、写真では見ることのできない月のクレーターのように凸凹したウルルの表面を見ることができます。

訪れる前に写真を見たときは大きな一枚岩がそびえ立っているとしか感じることができませんでしたが、実際に歩いてみると先住民族の方々の歴史的形跡やウルルの知られざる姿を目の当たりにでき、観光地に足を運ぶことの大切さや歩きまわることの大切さを学びました。それに加え、必ずしもその土地に住む人々が観光地であるという事実を快く受け入れているわけではないということを知り、考えを改めるきっかけとなりました。

ウルル登山は2019年10月26日をもって完全に禁止されています
ウルルには写真撮影が禁止されている場所があります

ハート うるる

岩絵


カタ・ジュタは2日に分けてウォルパ渓谷風の谷を巡りました。最高気温が35℃前後ということもあったので、休憩をはさみながら大自然の中を歩きました。

ウォルパ渓谷は自然の浸食によってできた小川沿いを歩くコースで1時間程度で観光することができます。コースには左右に巨大な岩が連なる迫力満点の景色を見ながら歩くことができ、地殻変動によって隆起した岩に触ることもできます!

カタジュタ さんさく

続いて風の谷ですが、こちらは第1展望台と第2展望台があり、3~4時間ほどで観光することができます。巨岩が広がる開けた場所を歩いた先にはコースの名前にもなっている風の谷が目の前に広がります。ジブリの映画に出てきそうな風景はこれまでの疲れを吹き飛ばすほどの絶景でした。また、奥の岩まで木々が林立している光景はカタ・ジュタでしか見ることができない特別な空間でした。

気温が36℃を超えると第1展望台で閉鎖されます

風の谷

・これから1人旅を始める人へ

これまで、自分の初めての1人旅について振り返ってきましたが、最後に1人旅をやったことがない人へアドバイスを送ろうと思います!

それは、「まずはやってみよう!」ということです。私の初めての1人旅は海外でしたが、県内でも国内でも一人で旅をすれば、誰が何を言おうとそれは立派な1人旅です!

まずは自分の可能な範囲から旅を始めるといいのではないでしょうか!
1人旅には1人旅の良さが必ず存在すると思うので、普段は友達と旅行に行く人も1度は1人旅を経験してほしいなと思います!

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!1人旅の原点であるウルル、カタ・ジュタ国立公園の魅力をお伝えできていれば幸いです!上記に書いたこと以外にも、星空を鑑賞したり、ラクダに乗ったりなど様々な体験アクティビティが存在するので、是非訪れて自分の肌で大自然と歴史ある文化を体感してみてください!






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