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エビデンスは主観である

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

エビデンス

について書いていきたいと思います。

EBMに代表されるように医療業界では

このエビデンスが重要視される傾向にありますが

このエビデンスをどのように理解するべきなのでしょうか。

わたしなりの解釈で書かせていただきますので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。



エビデンスとは

まずエビデンスとはなんなのでしょうか。

わたしなりの考えではありますが

エビデンスは

科学的根拠やデータによって効果が立証されているもの

と考えます。

臨床経験や勘、病態生理の理解、専門家の意見というのは

重要ではありますが

ガイドラインを作るにはあまりにも不十分です。

ですから人間を対象とした臨床研究を通じて

「効果がある」ということが示されている

ことがより信頼度の高い情報となるわけです。

しかしここで理解しておかなければならないことがあります。



エビデンスは事実か

エビデンスはいわゆる

科学的な正しさを示す指標として

利用されるわけですが

この科学的な正しさをどのようにして決めたのか

過程を把握する必要があります。

エビデンスを示す過程では

・医療技術、情報、画像診断の統一性・変化
・アウトカムの設定
・統計処理・数学
・バイアスの存在

といったようなものを含んだうえで

結論を出していることを理解しなければなりません。

そして何よりデータの解釈は著者の主観に過ぎず

データの集計、統計処理、解析、結果の解釈は

評価者の主観が間違いなく反映されています。

評価者の知識や専門分野によって解釈が全く異なる可能性がある

ということです。




このようなことからいえることは

科学的真実は事実になりえない

ということです。

エビデンスレベルの高い情報を用いた治療を行っても

確実に個人差が出てくるのが実際のところと考えます。

高いエビデンスレベルで示されていた相関関係が

実は全く違うものである可能性は十分にあるということです。

私的な意見ではありますが

データの解釈はAIにさせるべきだと思います。

そうすればより客観的に解釈できると考えます。





本日はこれで以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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