DailyINPUT|仮想空間シフト
高橋広野です.本日はこちら.
本書を読むにあたって
仮想空間で建築家に何ができるのか.空間づくりではあれど現実とは全く違う.ヴァーチャル〇〇とか,ネット上で公開されるリアルを模した空間も増えてきた.
リアルをヴァーチャル化して相互関係から何かを生み出す仮想空間と,仮想空間にしか存在しない第2のリアルの二つの方向性があるように思う.
建築家にしかできない,第2のリアルはありえるのか.
0.仮想空間シフトがもたらす未来図
新型コロナウイルスの出現による強制的仮想空間シフト
コロナ以前の,オフラインの物理空間が「主」・オンラインの仮想空間が「従」という関係性が逆転した.
仕事→暮らし→人生→国家(行政)の順で変化が起きていく
デジタルパイオニアのミレニアム世代,デジタルネイティブのZ世代.
1.仕事が変わると暮らしが変わる
仕事はオーケストラからジャズになる
目標を決めて,割り振り,個人で準備して,集まった共有する,を繰り返して本番にたどり着くオーケストラ型.セッションのジャズ型.
リモートワークからリゾートワークへ
「よい仕事をするために一番良いところに住むべきだ」という価値観に
2.人間と社会が変わる
「お金」がモチベーションの時代から,「意味」がモチベーションの時代へ
仕事選びの基準は「好き」「できること」になる
仕事はエンターテイメントになれるのか
「家具をでもデモクラタイズする」
3.人生が変わる
アイデンティティの在り方の変化
アバター的デジタルアイデンティティの形成が必要になる.複数の役割が紐づく個人のアイデンティティを主張するのは「仕事の目的,意味」になる.
人生のポートフォリオづくりが必要に
たとえ収入がなくてもやりたいライフワークと,生活するための収入を稼ぐためのライスワーク.金銭的な豊かさと精神的な豊かさのバランスをとる意味でも,自分を俯瞰して経営するような視点が必要.
4.国家や行政が変わる
中央集権型から分散型へ.東京そのものが仮想空間.
5.これからの世界を生き抜く10のアクション
1.境界領域をつくる
2.ナメすぎず,ビビりすぎない
3.アジェンダを設定する
4.仕事の意味合いをつくる
5.共感できる人と組む
6.ライスワークとライフワーク、リスクとリターンのバランスをとる
7.問題提起に敏感になる
8.問題にきちんと向き合う
9.段階のステップを小さくする
10.変化を前向きに受け入れよう
6.「何者かへ」のなり方が変わる
仮想空間において、ゴールは自分で決めることができる場
あわせて読みたい
この記事が参加している募集
最後までご覧いただき、ありがとうございます!