DailyINPUT|ITビジネスの原理
高橋広野です.本日はこちら.
「IT(Information Technology )」:インターネットなどの通信とコンピュータとを駆使する情報技術.いまや当たり前のものになりすぎたのか,この言葉自体を聞くことは少なくなったように感じる.
1.ITビジネスは何で稼いできたのか
・インターネット:空間(距離)的,時間的な制約なしに世界中を結ぶ.
・インターネットビジネス:世界中に散在するユーザーを一カ所に集めて,そのユーザーが欲する企業・人と結びつける,マッチングする.
・Googleは,ユーザーが求めているものは何かを明確にする,ユーザーのインテンション(意図)を先鋭化することに成功した.(検索,フィルタ)
1.ユーザーのインテンションを先鋭化させて正しく把握する
2.そしてそのインテンションに基づいて最適なものを提示する
→Googleは,純粋想起を取った.(検索→Google)
・収穫逓減の法則(にわとりたまごの法則):強いところがますます強くなっていく
・フリーミアム:基本サービスを無料に,付加価値を有料に.
・情報そのもののコスト,その情報を探すための探索コスト,情報を手に入れるために必要なコスト→価格に見合うか
・快感に対してお金を払ってもらうソーシャルゲーム
2.ネットが世界を細分化する
仕事を細切れにすることで、売れるもの、価値のあるものにできる
その細切れを集めることによって新しい価値を生み出し、普段使われていない部分を有効活用することができる
・レイヤーアンバンドル ex.)オランダ農業革命
3.ネットワークとコミュニケーション
・パソコン時代の「掲示板」→インターネット時代の「ウェブサイト」
・SNS:人間関係の強化と情報取得
サイトからページへ、ページから記事へ
・情報の粒度がより小さくなり,解像度があがった
・情報の氾濫,受信技術
4.消費されるコミュニケーション
現在では隠しておくメリット、発信しないメリットは劇的に小さくなり、むしろ隠しておくことのほうがデメリット、発信しないことによるデメリットが大きくなりました。
・承認欲求を満たす
・コミュニケーションの目的型情報発信と非目的型情報発信
日本人というハイコンテクストな国は、こうした言葉ではない部分を楽しむ、隙間を楽しめるという文化がある。
5.ITの目指すもの、向かう場所
モノを買うというのは、ただ品物を買っているだけではなくて、その商品にまつわる物語を買っていたり、売っている人との関係性を買っていたりする
・コミュニケーションは共通言語から多言語へ,多言語から非言語へ
・インターネットは,人を幸せにする装置なりうるか
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