DailyINPUT|思考停止という病
高橋広野です.本日はこちら.
本書を読むにあたって
1.思考停止する社会
一般的に斜陽産業と言われる業界は、ある意味業界全体が思考停止におちいっているといえます。
思考するとは,物理的な脳の活動と,創造的な問題解決活動のふたつ.
なにも思考していない時でも、脳は情報を処理し続けています。
創造的な問題解決というのは、クリエイティブな思考のこと.
→ 分析する(考案する),意思決定をする,問題解決をする(最適解を見つける),仮説をつくる.
「社会的思考停止」(日本の文化的,社会背景や習慣により起こっている思考停止)と,「脳機能的思考停止」(脳の機能の思考停止).
思考とは、生命現象の一部である。思考とは、情報空間におけるランダムウォークとヒルクライミング。一部の意思、論理思考はあるが、ランダムウォークが働き、関連性と予測不可能な働き、動きをする。そして、ヒルクライム(一段上の抽象度へ上がる)するものなのです。
2.なぜ日本人の思考は停止するのか?
・前例主義
なにかを行う時,過去のやり方・結果を引き継ぐという考え方.
・知識不足
絶対的知識量の不足.見えてこないこと(盲点)ばかり.
・ゴールがない
自分の意思が足りていない.
3.自分の頭で考える技術
・ひとつは,現状を抜け出すこと.
・もうひとつは、常識を疑うこと.
ノットノーマルになれ!
頭で考えるには圧倒的な知識の量がいるのです。
→ とにかく本を読む.
・文面通り読む.
・著者になりきって読む.
・意図,問い,関連性を持って読む.
・同一分野をいくつか同時に読む(並列読書).
本はランダムに選べ
・重要なのは,知識の偏りをなくすこと.
4.思考停止しないための論理力
・ゴールを設定する
・大量の知識を習得する
・情報をヒルクライミングする
1日1分の瞑想で情動を切り離す
・止観瞑想
トゥールミンロジックという武器
・データ(主張を裏付ける事実)
・ワラント(論証の根拠)
・クレーム(主張)
思考する方法は、情報を発信することです。
5.ヒルクライミングする「考え続ける脳」
知識を手に入れる原則は、「一気に、なるべく早く」です。
・全体の把握
並列思考,グレインサイズ
・脳の並列処理
・認識における抽象度
並列思考のコツは無意識にできることを増やすことです。
・問題意識(問い,仮説)を常に持ち続ける
・抽象度を高くする
・徹底的にトゥルーミンロジックで考える癖をつける
脳のパフォーマンスを考える上で、睡眠は欠かせません。
最高の睡眠が、最高の脳をつくる
・考え事をせず,リラックスしてから睡眠に入る.
・最低6時間の睡眠時間を確保する.
→ リラックス状態を意図的に作り出す.
6.最高の人生を手に入れる考え方
ゴールは8つの項目で設定する.
・仕事
・健康
・趣味
・生涯学習
・家庭
・ファイナンス
・地域活動
・社会全体に対する貢献活動
あわせて読みたい
この記事が参加している募集
最後までご覧いただき、ありがとうございます!