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DailyINPUT|地域が稼ぐ観光

高橋広野です.本日はこちら.

「観光」はたぶん好き.でも「観光」という言葉にいまだにピンとこない.

観光とは、他国や地方の景色や史跡・風物などを見て回ること。
観光の語源は、中国の『易経』の「国の光を観る、もって王に賓たるに利し」という一節に由来する。本来の意味は、「国の威光を観察する」である。日本では明治の頃から「観光」の語が使われはじめ、大正以降、「tourism(ツーリズム)」の訳として用いられるようになった。
英語では観光する側(sightseeing)と、観光させる側(tourism)で言葉が(概念も)分かれている。 これには、対象者(大衆:観光客)と行為者(仕掛け人:観光業者)の立場が現れているとも見られる。

なるほどやはりそもそもの語源が,現代の意味する「観光」と違っている.
英語に見られる sightseeing と tourism の違いも面白い.

そんな話はひとまず置いといて,いわゆる「観光業」には興味がある.

なによりも「観光」って楽しい.「旅行」って楽しい.

「観光」という言葉が適切ではないかもしれないが,「場所づくり」という観点でも,自分で生み出した場所には,「小さな観光」のような気持ちで,訪れてほしいし,訪れてもらえるような戦略づくりをしたい.

そんな「小さな観光」を積み重ねることで,自分の好きな街に「観光」に来る人がもっともっと増えてくれたらいいと思う.

なので「観光」について,自分の知識を掘り下げていきたい.


はじめに.「地域が稼ぐ観光」への想い

観光の在り方をゼロから考え、再構築し、地域の方々が「稼ぐ」ことを目指しています。

(自分も含め,)地域の方々が,街に住み続けたくなる環境を創る.

1.課題先進国日本と稼ぐ観光

100年生きる時代にどのような人生戦略を立てるべきか...。「LIFE SHIFT」
地域が稼ぐ事業としての観光

地域が持続的に「稼ぐ」しくみをつくる.地域を継続させる.→「観光」

コト消費の代表が観光

観光体験コンテンツ,プログラム.
露出目的の観光PRへの投資 → 体験の「質」への投資

2.インターネット社会と観光

みんなが情報発信できる時代
同じ価値観を持つ人同士が繋がる時代
人に伝えたくなる観光体験をつくる
観光体験のプログラム化の必要性

3.「地域が稼ぐ観光」のつくりかた

外部のモチベーション × 地域資源で価値を見つける
地域の特性が活きた、他と差別化できる新しい地域価値(コンセプト)
新価値を具現化する観光体験プログラム
事業計画とPDCAサイクル

PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(評価)→ACTION(改善)のサイクル

4.カルトラ

旅を通じて地域やカルチャーを元気にしていく新しいツーリズム

5.かすみがうら未来づくりカンパニー

まち体験型サイクリングプログラム

6.信州未来づくりカンパニー

地域の人たちと共につくるレストラン

7.観光体験プログラムのヒント

おわりに.「地域が稼ぐ観光」実現に向けて

1.地域の観光に関わる様々な事業の棚卸しをする.
2.地域にとって,メリットや経済効果の少ないイベントであり,尚且つ,財源を使っているならば,その財源を持続可能な「地域が稼ぐ観光」に投資する.
3.国から様々な補助金を活用し,まずは,地域が稼ぐ観光戦略を組み立てる.
4.その際に重要なのは,外部の価値×地域資源による新価値創造.さらには,その価値を具体化する観光体験プログラムの策定.
5.観光体験プログラムに関して需要調査を行い,一番可能性の高いプログラムを実行に移す.
6.実行に移すための,運営法人を確保する.また,基本的にはハードをつくらないが,プログラムのクオリティ強化や利益の向上が可能な際にはハードのリノベーションも視野を入れる.そして生活者のライフスタイルごと引き寄せる.
7.事業計画に基づき,実態を改善しながら,PDCAをまわす.長期的なスパンで持続可能な事業へと育てていく.

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