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DailyINPUT|BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは

高橋広野です.本日はこちら.

やりたいことがたくさんある人生で有り難い.でも例え人生100年時代と言えど,日々全力で効率よく取り組んでいかないと,全てはやりきれないかもしれない.無限のように感じられる時間も,日々刻々と削られている.そんな「全力で効率よく」できるパフォーマンスを常にキープできたらどれだけ良いことか.一日一日を大事に,無駄にせず生きていきたい.

はじめに

人間理解や日常生活に役立つ叡智としての「応用神経科学」
本書の役割は、神経科学が新たに示してくれる叡智を、哲学や心理学でこれまで育まれてきた叡智と照らし合わせることである。

1.MOTIVATION モチベーション

そもそも、モチベーションとは何か?

・まず必要なのは「メタ認知」.「自分自身を,客観視,俯瞰視」した認知の状態.
・自己の感情をメタ認知する.

モチベータ=行動を誘引する始点となる間接的な原因
モチベーション・メディエータ=行動を誘引する直接的な脳内の状態
モチベーション=行動を誘引する直接的な脳内の状態を認識した状態

・モチベーションの在り方は,DNAレベルで異なり,体験による記憶が異なり,脳の配線が異なる限り,大きく異る可能性が高い.

モチベーションを高めるには生活リズムから
モチベーションにはエネルギーが必要
モチベーションは「脳の高次機能または学習に関わる行動を直接的に誘引する、体内及び脳内の変化を認識した状態」と言える。

・トップダウン型(意識的)とボトムアップ型(無意識に近い状態)
・作法(ルーティン)をつくる→モチベーショントリガーをつくる

・ドーパミン:「SEEK(探し求める)」するための情動
・アドレナリン:「Fight or Flight(闘争または逃走)」するための情動

嫌避→好接→学習のモチベーションフローを捉える

・新しい学びへのモチベーションは,普段からどれだけ新しいものと触れているかが重要.

無知の知により、自己の無知や未熟さの対象の曖昧性が回避され、加えてその認識があれば解決手段が模索され、成長の機会を創出することにつながる

・モチベーションが高いと注意力,集中力,記憶定着力なども高まる.

「SEEK」「WANT」「TRY」でモチベーションを整理する

・「学びを行っているとき」にドーパミンが放出されているか否か.

何を感じたのか、自分の状態に気づけるようになる
意識的に良いところを見ていくのは、重要なトレーニングになる。

・「SEEK」「WANT」「LIKE」「期待値,予測差分」がモチベーションを生み出す

「何のために、何をやろうとしているのか」を明確にする

・自分の脳で決めてこそ,モチベーションは高まる

根拠のない自信を大切にする
本当の意味での根拠のない自信は、リスクを認識し、それでも不安の感情を抑制した上で、ポジティブな要素、可能性、夢、妄想を描いて前を向ける高等な脳の機能だ。

2.ストレス

・「間接的な原因」と「直接的な原因」

・ストレッサー:間接的なストレスの要因
・ストレスメディエータ:ストレッサーによって導かれる脳内,身体内での変化
・ストレス:脳内,身体内の変化であるストレスメディエータが発露した状態

・デフォルトモード・ネットワーク(無意識かつ勝手な処理)
・セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(トップダウン処理)
・サリエンス・ネットワーク(上記2つの橋渡し)

適切なストレスで集中力・論理的思考力・記憶力を高める
心理的安全性を生むスキルとは。ストレスを抱えたときの解消方法を持っておくということだ。

・ストレスとうまく付き合うには
1.「何かおかしい」という脳からのお知らせに気づいてあげる
2.ストレッサーを整理し,想いを乗せる
3.高すぎる予測値・期待値を調整する
4.無意識のバイアスを外す
5.超俯瞰視によってストレスを狭小化する
6.ネガティブな感情をポジティブに書き換える術を身につける
7.違和感・葛藤を大事にする
8.モヤモヤを受け入れる
9.心から抱きしめる
10.意識的にポジティブを見て味わう
11.不確実性のなかで探索を繰り返す
12.たくさん笑う
13.好きなことに没頭する
14.セロトニンを誘導する
15.副交感神経を優位にする

ストレスの本来の役割である学習効率の上昇、生産性と集中力を高める機能は、我々の日常をますます豊かにし、成長を加速させてくれる。〜生きていくうえで、必要不可欠なものなのだ。

3.クリエイティビティ

・デフォルトモード・ネットワーク(無意識かつ勝手な処理)
・セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(トップダウン処理)
・サリエンス・ネットワーク(上記2つの橋渡し)

人がクリエイティビティを発揮しているとき、これら3つのモードが切り替わりながら、行ったり来たりしている。

・神経科学の「マクロ」と「ミクロ」
・脳機能は「時間軸」で捉えることも重要

人間の脳の不確実性がクリエイティビティを生む
「創造とは、周りの評価に関わらず、本人にとって新しく価値ある情報や刺激を脳内で生み出すプロセスをいい、その能力をクリエイティビティという」

・大前提は「心理的安全状態」.

・物事に強く浸り続けること.
・ぼーっとすること.

不確かさへの挑戦の連続がクリエイティビティを育む

・外界情報といままでの価値観は遮断する

おわりに

・「ドーパミン・ドリブン」を大切に

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