DailyINPUT|ノマド化する時代
高橋広野です.本日はこちら.
もっと大きな意味での「ノマド」.
「ノマド」の語源は,フランス語の遊牧民や放浪者を指す言葉で,英語では「nomad」. 本来は定住する場所を持たず,移動しながら暮らしている人を意味し,日本では「自分の裁量で場所や時間を選んで働く人」という意味で使われることが多くなった.
時代が「ノマド」化するとは,どういうことか.気になるタイトルである.
プロローグ
そして、個人は裸のまま「世界」に放り出される
1.近代国家ではなく,グローバル企業・個人が主役になる新しい中世の到来
2.中心がなくなり,世界中に離散する組織や個人の形態
→この2つが本書の指す「ノマド化」の概念である.
1.ジャック・アタリのノマド論
・二一世紀の新しい支配階級「ハイパーノマド」
・定住民として国の枠組みの中に住みながら,ネットやガジェットを使って世界の境界を超える「バーチャルノマド」
・仕事を求め世界中に出稼ぎに行かねば食っていけない「下層ノマド」
市場原理主義による民主主義社会の破壊
・ハイパーノマドの出現による,国家の終焉
国籍を変える(買える)究極の〈ハイパーノマド〉
・もっとも都合の良い場所に,移動し続ける→国籍の制度化
2.グローバルエリートとしてのノマド
国内の市場が小さいことが、人材を海外へもたらしさという皮肉
3.ノマド化する業務と下層ノマド
個人のノマド化を促す、企業と仕事のノマド化
・その仕事をやるのに最適な場所“最適地”に移転する.
・よりコストが低い
・より調達しやすい
・よりリスクが低い
国内に残る〈ラストワンマイル・ジョブ〉
4.企業家ノマド
日本も含め海外をフラットに見るという視点
5.次世代のノマドを育てる
6.ロケーション・インディペンデント
・クラウド技術の進歩
・フリーランス活用の高まり
・物価差の利用
住む場所ではない。大事なのは仕事の質
7.ノマド化する時代を生きるためのヒント
「どこに所属しているのか」ということよりも「あなたはなにができるか」が問われる時代
1.所属ではなく個人
2.フラットに考える
3.身軽さを保つ
4.現地に溶け込む
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