DailyINPUT｜世界観をつくる

高橋広野です．本日はこちら．

世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術

昔はゲームクリエイターにもなりたかった．

ドラゴンクエスト，ファイナルファンタジー，ゼノブレイド，ニーア．幼い頃はロールプレイングゲームの世界観にドハマリして，こんな世界をつくる仕事がしたいと思っていたことがあった．（いまでも生まれ変わったら，ゲームクリエイターになってみたい．）

登場する世界のこと細かなグラフィックはもちろん，登場人物のセリフや物事の名前，演出から音楽に至るまで，あらゆる要素がひとつにまとまることであの素晴らしい世界観は創られていた．

本書では、
モノ→コト→イミ，そしてモノガタリと，近年モノの消費からコトの消費と言われているような価値観の変化を数段階掘り下げて，イミ，そしてモノガタリまで帰着させている．

「建築」でも世界観は創れる．むしろ，「建築」だから現実（リアル）に世界観が創れると思う．もちろん，「建築」だけでは創れないが，「建築」を含む様々な手段を掛け合わせることで，ひとつの世界観が創れると思う．

結局，ゲームという仮想世界ではなく，現実（リアル）に世界観を創れる「建築」の道を選べたことはいま思えば幸運で，これからも楽しみです．

そして，「建築」というひとつの手段にとらわれず，あらゆる手段を駆使して，世界観を創る．そんなアーキテクトになりたい．