DailyINPUT|MEDIA PLANNING NAVIGATION
高橋広野です.本日はこちら.
個人がメディアになる時代.情報発信ツールの多様化が進み,個人・企業の情報発信は当たり前のものとなった.
ゆえに,情報過多な社会が形成され,これからは「質」を保持しない過剰な情報は「整理・淘汰」される方向に進んでいくことが考えられる.
そんな時代にいかに情報価値を見出すか.情報に価値を付与できるか.
自分も発信者としての戦略を練りたいと思う.
1.メディアプランニングとは何か
メディアプランニングは,企業のマーケティング課題を解決するためのプランニングであり,メディア全体を最適にデザインすることである.
商品とそれを使う人に合わせて、〜商品やサービスの情報を届けること、それがメディアプランニングの役割だ。
2.メディアプランニング 7つのポイント
メディアプランの作成プロセス=メディアプランニング
1.マーケティング目標を把握する
・KGI(Key Goal Indicator)とKPI(Key Performance Indicator)の設定
・SMARTの原則(Specific=テーマは具体的か?,Measurable=定量的な測定ができるか?,Achievable=実現可能な目標か?,Realistic=現実的か?,Time-bound=期限が設定されているか?)
2.予算設定・予算配分を確認する
・経費か,投資か.
・投資としての予算設定(メディア接触から目標を設定するか,購買行動から目標を設定するか)
・予算配分の方法(消費時間で考える,購入への貢献度で考える,媒体別でリーチを考える.)
・マーケティングROI(Return On Investment)
3.カテゴリー・競合を定義する
・MSA(Market Structure Audit)で,生活者が認識するブランドの類似度に基づいて,市場の構造とブランドのポジションを把握する.
4.商品特性・コンセプト/商品ターゲットを確認する
・カテゴリーユーザーの特徴の把握
5.エリア戦略を確認する
・BDI(Brand Development Index)とCDI(Category Development Index)で販売効率の評価をする.
・流通・販促戦略を立てる.
6.季節性・購買サイクルを確認
・投下スケジュールを決める
7.POEメディアを確認する
・ブランドを表現するための「コンテンツ」と,ブランドを伝えるのに最もふさわしい「コンテクスト(生活者とメディアの関係性)」
・生活者・ブランド・メディアの関係
3.よりよいプランニングのために 〜メディアインサイト
・メディアインサイトの方法(ターゲットの設定,普段のメディア行動の理解,購買時のメディア行動の理解)
4.PDCA 〜運用の重要性
・PDCA(Plan,Do,Check,Act)サイクルを回す.
商品とそれを使う人(または買ってくれる人)に合わせて、「最もふさわしい人に」「最もふさわしい時に」「最もふさわしい場所で」「最もふさわしい方法で」「最も効率的に」商品やサービスの情報を届けること、それがメディアプランニングの役割であり、PDCAのサイクルを回していくことでその精度をあげていかなければならない。
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