DailyINPUT|教養としてのお金とアート 誰でもわかる「新たな価値のつくり方」
高橋広野です.本日はこちら.
アートの「価値」「評価」は,何を持って決まるのか.
物事の「価値」「価格」は,何を持って決めることができるのか.
最近,自分で“仕事”をするようになり,自分の“報酬”を自分で決めなければいけなくなりました.基準となる業務の“報酬”は国から業界に指針が出ています.(建築設計・監理業務)
ですが,あくまで“基準”です.現在の自分の能力を加味し,付加価値をつけて,いかに報酬を“あげ”ていくか.
持続的に仕事をするため,考えていきたい.
1.なぜアートは日本に浸透しなかったのか
単純にアートを「観る」ことから始めよ
・「つくり方」ではなく「読み方」から.
コレクターが最終的に自分のコレクションに公共的な役割を考えないと、美意識があるとは言えない時代になった。
・税制の違いから生まれる国民性の違い
税金が「取られる」日本と,税金が「成り立たせる」アメリカ
お上文化の日本では「公共性」が育たない
・「美しい」は,「懐かしさ」×「珍しさ」
・「言葉で伝える」技術
「文化と文明」を明確化する視点をもつ
・共通化⇄差異化
2.薄記という芸術的なプラットフォーム
世界最大の共通言語は「アラビア数字」だった
・「金利」という概念がもたらした資本主義の発達→法人
数学的発想で絵を描くということ
・メモ魔「レオナルド・ダ・ヴィンチ」
・模倣からオリジナルが生まれる
「美しさ」はサイエンスが支えている
3.日本で会計の礎をきづいた福沢諭吉と渋沢栄一
・先物取引(江戸時代)が日本の会計のルーツ
・価格を抑えて原価が割れる
「節約は大事だが必要なところにしっかり使いなさい」
・福沢諭吉:日本で初めて様式薄記を紹介した
・渋沢栄一:薄記を日本に普及した「日本の資本主義の父」
→資本主義を取り入れ,株式会社が誕生.
蓄財を国に還元するパブリックな思考
4.価格から考える「アートの問題点」
美術は「個人の好き嫌い」ではない
・お金は自分たちが語るべき
「お金がなければ文化は守れない」
・アートがプライベート(個人の蓄財)からパブリックへ
5.これから絶対に必要な「価値と価格」の話
嘘がつけない「原価」とフィクションの「時価」
・個人が自立することで初めて「価値」は生まれる.
・価値や価格は「社会関係」.
・価格:外部との関わりのなかでついた金額
・価額:自分の選択によって変わる金額
安さで勝負しても「価格破壊」しか起こらない
6.「未来の資本主義」の話をしよう
会計の「公準」
1.「貨幣的評価の公準」:会計は金銭的価値ができるものだけを対象にするというもの.
2.「継続企業の公準」:法人=企業は永遠に継続するものと仮定して考えようというもの.
3.「企業実体の公準」:決算を行ううえでの主人公を決めましょうというもの.
アートを「公準」の概念で考える
「借金は資産である」という教え
一番重要な問いは「なぜこれを描いたのか」
美意識というのは、〜究極的には「自分の人生を、生きているうちに作品化しようとする志」
「関係ない分野の知識」がいつか役に立つ
自分の人生を「作品」として生きる
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