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DailyINPUT|いまこそ知りたいAIビジネス

高橋広野です.本日はこちら.

「AI(Artificial Intelligence)」:人工知能.この言葉の誕生は,1950年代にまで遡る.「AI」はこれまでに何を変えて,これからは何を変えるのか.

はじめに

AIビジネスとは、「AI技術」を使って企業の課題を解決する方法を提案し、実装すること」。そして、AIビジネスデザインとは、「経営者や事業担当者とデータサイエンティストの間に立ち、AIビジネスを創造する仕事」である。

・「AI」が生活インフラに

1.ここがヘンだよ、日本人のAIビジネス

「AI=ロボット」という勘違い

・「AI」とは,あくまで学問領域の名前や,機械学習,ディープラーニングなどの“手法”の総称.姿形のないもの.

「AI“が”〇〇する」ではなく、「AI“で”〇〇する」

・AIを擬人化すると,機会損失が起こる.
・AIは課題解決のためのツールに過ぎない.
・AIを作るのも,それに指示を与えるのも,人間である.
・AIは万能ではない.神格化すべきではない.
・企業サイズや業種にかかわらず,AIはインフラになる.
・中小企業ほど,AIの導入によるビジネスインパクトは大きい.

2.AIビジネスの最先端を見てみよう

・AIは「顧客中心主義」を実現するための強力なツールである.
・AIと人間の協働化をいかにうまく進めるかが優位性になる.

AIビジネスを考えるときは、ニーズや課題を抽出する必要があるということ。そして、そのニーズや課題解決にAIが寄与できるとなると、新しいビジネスモデルが生まれ、イノベーションが起こる

・AIビジネスを行う際は,これまでの収益構造を見直す必要がある.
・課題解決のためには,必ずしもプロダクトアウトである必要はない.

3.AIを導入したい企業がすべきこと

データは「21世紀の石油」

データはあくまでデータに過ぎず、大事なのは、そこから質の高いモデルを作り、それを商品や製品に組み込み、金のなる木に変えること

・サンプルデータを解析することで,プロジェクト頓挫のリスクを防げる.
・AIビジネスは労働集約ビジネスではない.
・まずは,ニーズと課題の抽出から始める.
・AIでできることとできないことを仕分ける.
・効率化と収益化のマトリクスでビジネスインパクトを測る.
・棚卸しをした以上,そこで終わりにしない.
・効果検証できるモデルを作る必要がある.
・プロトタイプを元に仮説検証をくり返す.
・アウトプットから逆算して開発をする.

4.AIビジネスの課題とは

・必要以降の学習データは,バイアスを生む.
・バイアスを取り除く部門や設計が必要になる.
・目的を持ったAI開発(AI with Purpose)が必要.
・個人情報の取り扱い方.
・AI時代には,言葉の定義も企業の競争の仕方も変わっていく.

5.AI人材とこれからの日本

データアナリストは、すでに整っているデータを分析して改善点などを見つけるのが主な業務であるのに対し、データサイエンティストは、機械学習を導入するためのデータ構造を設計し、それを実装するまでを一貫して担う。

・AIビジネスデザイナーは,エンジニアと企業の間に立ち,企業の課題解決に踏み込む.

6.AI時代における私たちの働き方

・ビジネスにおいては,人間とAIが融合したところにチャンスがある.
・人間がやるべき仕事は山ほどある.
・AIを使いこなす
・「特化型」「適応型」「合成型」が生き残る.
・異なる領域を掛け合わせる力が必要

局所的ではなく、全体を俯瞰する視点を持つことで、キャリアをデザインできる

おわりに

ワークライフバランス(仕事と生活の両立)から、ワークライフインテグレーション(仕事と生活の統合)へ
「自分でなくてもできること」をどんどんAIに任せて、自分はビジネスやランニング、勉強といった「自分にしかできないこと」をやる。


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