【まとめ】「令和の日本型学校教育」を担う先生の資質・能力に関する議論終了〜免許更新制度の議論などいろいろありました〜
2021(令和3)年12月10日に第129回中央教育審議会が開催されました。
ここでは、「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について議論した結果がまとめられています。
特別部会の名前が長いのでわかりづらいのですが「教員免許更新制度が廃止になる」と話題となった議論結果がまとまっています。(「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会)
筆者も何度も取り上げた話題となりますが、記事としてバラバラでしたし、議論がひと段落したので、一度まとめたものを作成しておきたいと思います。
1.議論開始から議論終了までの流れ
2.「審議まとめ」の概要
特別部会では、以下の内容について議論することが求められました。
①教師に求められる資質能力の再定義
②多様な専門性を有する質の高い教職員集団の在り方
③教員免許の在り方・教員免許更新制の抜本的な見直し
④教員養成大学・学部,教職大学院の機能強化・高度化
⑤教師を支える環境整備
上記5つの議論結果をまとめた結果、以下のような審議まとめになりました。
特別部会で議論されていた内容詳細は、以前筆者が投稿した記事に掲載していますので記事をまとめておきたいと思います。
タイトルに「教員免許更新制度」というものが多いですが、免許更新制度のあり方を議論しながらも「令和の日本型学校教育」を担う先生方に必要な資質・能力について議論されていましたので、今回の「審議まとめ」についての内容についても多く触れています。
3.今後は、より具体的な内容に踏み込んだ検討が行われる
実は、よく読んでいくと今回の特別部会で議論されていたのは、「令和の日本型学校教育」を実現するにあたっての教員の資質・能力の定義づけや、制度の問題点の洗い出し、今後の大まかな方向づけをおこなっただけにとどまっています。議論の粒度としては、まだまだ粗いといっても良いでしょう。
この粒度を細かくしてより具体的な議論を行う「令和の日本型学校教育」を担う 教師の在り方特別部会 基本問題小委員会が令和3年11月17日に発足しました。
例えば、新たな教職課程の「目標・科目・内容」など、先生の養成・採用・研修等に関する具体的方策を議論していくようです。
令和4年夏頃にはその方向性が示される予定とのことでした。
「審議まとめ」でひと段落した議論ですが、まだまだ目が話せなそうです。
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