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ワクワクするなにか

ずいぶんと長い間、
自分がなににワクワクするのか
分からないままでいました。

というより、います、
といったほうが正しいか。

ワクワクするなにか。

そんなものは、大人になってから
捨てちゃってた気がします。

大人になってからじゃないか。

中3のとき、中学生活最後の学祭に
仲間とバンドで出るはずだったのに、
高校受験に影響するという理由で、
親に反対され、僕だけ出演できなくて、
仲間の演奏を体育館の一番後ろで、
先生とふたりで並んで見てたときからかも。

あぁ、大人になるには、
いろいろ我慢しなくちゃいけないんだなぁ、
好きなことばっかりやってちゃだめなんだなぁ、
と思ったんですよね。

もう、すっかり忘れていたのに、
こんなことを思い出したのは、
昨日、Teach For Japanの松田さんの
話を聞いたからなんです。

松田さんは日本の教育を
変えようとしています。
いじめられた経験。それに立ち向かえるよう
自分を鍛えてくれた体育教師との出会い。
その原体験をふまえて、熱血体育教師になる。
現場で教育システムの問題にきづき、
ハーバード教育大学に留学。
そこでTeach For Americaに出会い、
日本でTeach For Japanを立ち上げる。

※Teach For Japanとは、
経験豊かで情熱のある優秀な人を
課題の多い学校に派遣することで、
教育をサポートしていこうというNPOです。
http://teachforjapan.org/

話を聞いていると、
松田さんは自分のワクワクに従って
行動してきていると思ったんですね。
だから毎日が楽しい。
未来は良くなると信じている。

苦しいこともあるはずです。
でも、それに立ち向かうパワーがある。
やりたいこと、実現したいことがあるから。
それはなにから来ているかといえば、
いじめとそれを乗り越えさせてくれた
先生との出会いという原体験でしょう。
それがリーダーシップにつながっていく。

じゃぁ、僕のワクワクとかやりたいことへの
原体験ってなにかないかなと
考えてみたんですが、
いや、まてよ、その前にワクワクすることって
なかなかないなと思ったんですよね。

なぜそうなのかを掘り下げたら、
その原体験を思い出しちゃったみたいな。

逆に言うと、そういう原体験があるからこそ、
僕は教育に興味があるのかもしれないですね。

子供の可能性を大人が狭めちゃいけない。
そう強く思ってしまっている部分があります。
甘やかすと可能性を認めるの違いは
とても難しいところがありますが。

その時の親は親で、
僕らの幸せを願っての行動なのでしょう。
それはそれで仕方のないことです。
今とは時代も価値観も違います。
親は親で僕らのことを一生懸命育ててくれた。
それはその通りなのですから。
親にはなんの恨みもございません!

ワクワクするなにか。
それに従って、
行動を起こしていいんだという想い。

やっと僕もそこに意識が
向き始めている気がします。



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