見出し画像

数学は食えるか

フィンテック系の本を借りに図書館に
行ってみたのだけれど、最新の本は
図書館にはあまりないということが分かった。

とはいえ、せっかく来たのだからと、
興味のある本を4冊ほど借りてみた。

「食える数学」
神永正博著

「ビジネス×数学=最強」
永野裕之著

「微分、積分、いい気分」
オスカー E フェルナンデス著
冨永星訳

 「大きく考えるための小さな本
想いや考えは物質化する」

フレッド アラン ウルフ著
竹内薫訳

で、まず「食える数学」から読んでみた。
文章がうまいし面白い。
数学は食えないという常識を
覆そうとする本だ。
これは2010年の本だが、
当時は数学が食えるとは
思われていなかったのだろう。

しかし、今、数学は食える学問となっている。
そう、フィンテックやら、
ディープラーニングやら、
数学が力をもつ分野が広がってきているのだ。

時代は変わるものだ。

それもあって、
フィンテックの本がないのなら、
数学を借りてやろうと思ったのだった。

「食える数学」で面白かったのは、
僕が大学の卒論で、入り口だけかじった
ウェーブレット変換が
石油の採掘での地質調査で
大きな成果をあげている
というのを紹介していたところだ。

そんなことに使われてたのねぇ。

卒論で研究したのは、
波形にノイズをわざと発生させて、
それをウェーブレットで補完する
計算をコンピュータにやらせて
どういう結果がでるかということ。

ウェーブレットの精度をあげていくと、
たしかにノイズが消えた。

そんな思い出がよみがえった。

数学で食える時代になった。
それは言えると思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?