クリスペでNFTカードの価格を暴落させないために頑張ってる5つのこと
こんにちはCryptoGamesの小澤です。ブロックチェーンゲーム「クリプトスペルズ」を運営しています。
自分自身の思考の整理として、半年前にブロックチェーンで変わるゲーム運営について書いたのですが、今回はNFTの価格について書きたいと思います。ユーザーの皆さんには全然できてないやんけ、と言われると思いますが、備忘録として前提棚上げして書いていきます!今後もし誰かの参考になれば幸いです。
まず、ブロックチェーンゲームにおいてNFTは、フェラーリの戦略と同じく需要マイナス1個を販売することで、価格競争が生まれ価値が生まれます。それを実現しているのがダッチオークションなどの仕組みです。
しかしながら、当然NFTセールを行い続けると、供給が飽和し価格は下落していきます。(NFTセールに頼らないモデルは各社模索しているので、これから色んな事例が出てくるかと思います)
もちろんベストシナリオは、ユーザーを増やし続け、需要が伸び続けることですが、当然簡単ものではなく、ソーシャルゲームもリリース時が一番ユーザーがいる場合がほとんどです。その為、ヒットサービスを狙いつつも、仮にユーザー数が横ばいの場合でもある程度の価格を維持できる仕組みを持っておくことが大事かなあ、と思っています。
①たくさん売らないw
そもそも論w
厳密には今の市場規模において、継続的にNFTを売り続けなくても耐えうるゲームサイクル & 事業サイズにいつでもできるようにしておく、という言い方が正しいかもしれません。
クリスペは1年半運営してレジェンドは9種類しかない異例なゲームで、カードを追加しなくてもある程度環境が変化するように、ユーザー投票でパラメータが変わる仕組みを導入しています。
また、ゲーム内でのアセット報酬やairdrop等についても同じかなあと思っています。シルバーカードが全然採掘されなかった理由もそれです笑
②レギュレーション(インゲーム内需要)を少しずつ解放していく
クリスペはリリース時、デッキにレジェンドカード1枚制限という他のカードゲームにはないレギュレーションでスタートしました。
※DCGを例に挙げると、レジェンドカードはハースストーン は各1枚、シャドウバース は各3枚デッキに入れることが可能です。
運営がコントロール可能な需要創出のバッファを残す設計にし、ゲームの運用フェーズやユーザー数の増減とともに期待値を見ながら下記のようなフェーズで解放していきました。
Ⅰ.デッキにレジェンド1枚制限
Ⅱ.公式大会をBO3で開催(2デッキ必要)
Ⅲ.ギルドバトルをアンリミテッドで開催(レジェンド複数枚必要)
Ⅳ.ギルドリーグをアンリミテッド× BO3で開催(レジェンド複数枚×2デッキ必要)
③特典(インゲーム外需要)を少しずつ解放していく
NFTを持っていることで受けられる特典を少しずつ解放していっています。コミュニティの期待値を見ながら少しずつ解放することで、逆に過度な高騰も防げるかなと思います。
・称号の獲得
・レンタルで貸し出せる(オープンな場のレンタル機能は現在ありません)
・プレイヤーAI
・(まだできること例)NFTのギルド奉納
最近ではトータルアセットバリュー5000以上のユーザー限定で、放置で勝手にバトルを回ってくれるプレイヤーAI機能をリリースしました。
④新サービスで需要を作る
ブロックチェーンゲームは、代表的なNFTコンバーターをはじめ、自サービスだけで需要を完結させなくてよい、というのが特徴です。フリーバトルでクリスペS(新サービスではなく新モードですが)のカードが出てくると、分解してくれてありがとうございます! と毎日拝んでいます。
最近リリースされた、zapさん(@9911211107)が作っている、自作ブロックチェーンゲームLIBERATEでクリスペ連携特典があるのはすごくブロックチェーンゲームらしいと思っています。(ぜひ遊んでみてください!
また、流行りのステーキングやレンディングに応じてerc20の発行など、まだまだできることはあるかなと思っています。
⑤メンバーで楽しむ
会社のミッションステートメントに「自分達がゲームを一番楽しむ」ということを掲げています。飲み会でも大会やったりします。
例えば、前CTOのじゅんやさん(@BoNingennnN)は、ガインホルダーでありトータルアセットバリューで全ユーザー中5位に入っていたりw前リードプランナーのあらうでぃさん(@Alcccoudy)は学生なのにレジェンドカード持っていたり、全く強制はしていないですが社内ホルダーが多いです笑
こうしてお金って回ってるんですね。
金は天下のマーライオン(ラーメンズ です)
ではまたあ!
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CryptoGames 小澤 孝太
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<クリプトスペルズとは>
『クリプトスペルズ』はウォレット・イーサリアムなしで遊べるブロックチェーンカードゲームです。 ERC721でカードを記録することで、ユーザーは所有権が証明され、自由な取引を行うことが可能です。2019年6月25日に正式リリースし、2週間のクラウドセール 売上は3000万円を突破し、国内最高記録となりました。
Web: https://cryptospells.jp/
Twitter: https://twitter.com/crypto_spells
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