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「私はなにも」【詩】

私は知っている

どんなに
追い詰められ
絶望しようとも

どこかしらに
抜け道は存在し

望みが
完全に断たれる
間際

いたずらに
一筋の光は
差し出される

時々私は思う

なにもかもを
あきらめられたなら

どんなにか
楽であろうと

何者かが
絶望を与え続ける

いくらかの
余白を残しながら
ずっと・・

そして、なぜそれが
そうなっているのか

本当のところなど
私は
なにも知らない

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