水野耕助

詩などを中心に書き物をやっています。詩。一行詩。五行詩。五行歌。表現人間。元ロックンロ…

水野耕助

詩などを中心に書き物をやっています。詩。一行詩。五行詩。五行歌。表現人間。元ロックンロールバンドマン。Xもやってます。https://twitter.com/@kousuke0411_HGN

最近の記事

「爆ぜる」

高濃度の闇の中 
ちっぽけな 
希望が 
鮮やかに 
今、爆ぜる

    • 「歪なリズム」

      踊る 歪なリズム 生きている 生きている めいっぱいのダンス 決して止まることなく デタラメでも インチキでも たとえ笑われても 踊る 歪なリズム 生きている 生きている

      • 「飛んでいく」

        飛んでいく どこかわからない どこかへと向かって 辿り着く先が どこなのか なにもわからないけど 辿り着くのが 目的でなく 向かうことそのことが 目的だから 飛んでいく どこかわからない どこかへと向かって

        • 「スウィング」

          あの頃のように ブランコにのって スウィングしたい 何もかも忘れ 一心不乱に スウィングしたい 何かに追われるように 生きる今に あの頃の面影はない あの頃のように 何もかも忘れ ただ夢中でスウィングしたい

        「爆ぜる」

          「夕べ」

          じれっとした 夕べ はねる 魚 水飛沫はすべてをものがたっている まだ心が震えるのなら 捨てたもんじゃないだろう じれっとした 夕べ はねる 魚と俺は 水飛沫 比べっこをした

          「ふわふわと」

          死んでいない それはわかる だがはっきりと生きている そんな感じでもない 足元は常に数センチほど 浮いていて ふわふわと この世になんとか とどまっているだけのよう はっきりとした 命を自分の中に感じられず 私はいつも 不安で仕方がない

          「ふわふわと」

          「子守唄」

          子守唄は遠い夢 もうなんの面影もなく 現実はこんなにも 私を歪めてしまいました お母さん あの頃に戻って もう一度歌を歌ってよ 自然に生きていた あの頃の感覚を ほんの少しでいいから 思い出せるように

          「子守唄」

          「無題」

          広がりなく 言葉は落ちて 何者にもなれず 漂って 消えていくだけ

          「私はまるで」

          私は まるで 海を与えられた鳥のように 私は まるで 空を与えられた魚のように うまく前に進めず うまく呼吸もできず バタバタとここでただ 誰かの助けを待っている なにも与えられてさえいなければ 苦しむこともなにもなく それならそれで私はよかったのに 私は まるで 海を与えられた鳥のように 私は まるで 空を与えられた魚のように うまく前に進めず うまく呼吸もできず 今はバタバタとここでただ 誰かの助けを待っているだけ

          「私はまるで」

          「独りよがり」

          独りよがり 全力で 空回りでも構わない どんな思想も関係ない そこには誰も入れない なにも気にせず 邪魔されず 独りよがり 全力で そこにいるのは自分一人だけ

          「独りよがり」

          「脳みそ」

          過度なストレスに 脳みそは萎縮して 正常な判断もできなくなってしまった 多すぎる情報は 私の頭をすり抜けて ブラックホールに吸い込まれていく

          「脳みそ」

          「独房で暮らす」【詩】

          一人、 独房で暮らす 他には誰もいない 目の前の 狭い空間で 行うこと それだけが すべて 一人、 独房で暮らす 格子から飛ぶ鳥が 見えるけれど いくら叫んでも 声は届かない

          「独房で暮らす」【詩】

          「錆びついたハンドルはそのままで」【詩】

          錆びついたハンドルは そのまま カーブも曲がらずに進んでいく 壊れたブレーキは そのまま 猛スピード止まらずに進んでいく どこもかしこも 故障中で そのたび修理してたら きりがなくって そのうちに人生終わっちゃうよ 錆びついたハンドルは そのままで 壊れたブレーキは そのままで 目の前の道を 真っ直ぐに突き進んでいく

          「錆びついたハンドルはそのままで」【詩】

          「歌を歌おう」【詩】

          歌を歌おう 絶望の歌を 歌を歌おう 失望の歌を 歌を歌おう 最悪の歌を 歌を歌おう 最後の歌を 今がまだそうじゃないと確かめるために 歌を歌おう

          「歌を歌おう」【詩】

          「喚き散らして」【詩】

          今を受け入れられず 喚き散らして それでも受け止めようと 足掻き倒して もう立っていられないほど 消耗してしまって 今を受け入れられず 喚き散らして それでも受け止めようと 足掻き倒して いつ 息絶えてもかまわないと そう思っているけど それでも あきらめられずに 喚き散らして 足掻き倒して なんとか今を生きるしかない

          「喚き散らして」【詩】

          「聞き分けのない子供のように」【詩】

          まだ輝けるかな? まだ大丈夫かな? 聞き分けのない 子供のように もしも無理って言われても もしも無駄って言われても わめいて わめいて わめいて わめいて 心ごと 体ごと 息が続くまで 息が止まるまで わめいて わめいて わめいて わめいて わめいて わめいて あがいて もがいて まだ輝けるかな? まだ大丈夫かな?

          「聞き分けのない子供のように」【詩】