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【NHK連続テレビ小説・ネタバレ感想】朝ドラ『おかえりモネ』NHK 第4週(16回~20回)の最新話あらすじ、内容

この記事は5分で読めます📚 2021/6/12更新しました。

前回のおかえりモネ3週目の記事の続きです。

1.(再記)おかえりモネについて

『おかえりモネ』は、2021年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第104作として、5月17日から放送中の日本のテレビドラマ。宮城・気仙沼湾沖の島に生まれ育ち登米で青春を過ごしたヒロインが、天気予報を通じて人々の役に立ちたいと気象予報士を目指して上京し、やがて故郷の島へ戻り予報士としての能力を活かして地域に貢献する姿を描く。安達奈緒子作。

先週から、主人公モネが祖母の初盆に合わせて地元に帰り幼馴染と過ごすことになりました。登米での生活を経て、モネの目に地元はどう映るのか気になります。

2.第4週「ミーちゃんとカキ」あらすじ

お盆に帰省した百音(清原果耶)は、妹・未知(蒔田彩珠)が、カキの研究に没頭する姿を見て圧倒される。そして、妹と比べて自分はどうかと自問自答する。一方、父の耕治(内野聖陽)は、元同級生で亮(永瀬 廉)の父・新次(浅野忠信)に久しぶりに町で出会う。新次は酒に酔っていて、すさんだ様子をしていた。その夜、雨が降り出した中、未知が研究をしているカキ棚に船を出した祖父・龍己(藤 竜也)に、トラブルが起きる…。

3.第16回の内容・感想

朝日を見終えた幼馴染みメンバーは家に戻っていくことに。モネ(清原果耶)は行き場のない三生と家へと帰るが、三生はモネの祖父龍巳のカキ養殖業の手伝いをさせられる。

一方、未知(蒔田彩珠)の自由研究もカキで、地場採苗で種ガキをつくろうとしている。気仙沼で養殖するカキは種ガキ生産者から購入しているが、カキを絶やさないよう地元で作ることを目指す。

浮遊幼生(カキの赤ちゃん)が3,000超えたことを龍巳に伝え、赤ちゃんをホタテ原盤に入れて海へ投入するタイミングを迷っている。

積算、天気、風向きなどを気にする未知と龍巳を見て、モネは島にいたときよりも空・海の気候についてずっと意識するようになっていた。

■未知の自由研究が既に企業や地域レベルで力を入れたいのでは?というくらいの内容で関心します。カキ養殖の勉強にもなりした。昼ごはんも食べずに没頭する未知に呆気にとられるモネですが、ここでも天気が登場し、ますますモネは空について学びたいと思うようになりそうです。


4.第17回の内容・感想

未知の原盤投入作業をみてから、思うところがあるモネと三生。
「みーちゃんも、りょーちんもモネもちゃんとしてるのに俺だけバカしてるのは分かってる」
対してモネも「そんなことない、私もだよ。
ちゃんと就職したっていっても預けられただけ」とお互いに肩を落とす。

その場に見ていた耕治からの言いつけで、BBQの準備を始めるモネと三生。モネは薪がスギ、クヌギであることに気づき、龍巳から「船、オール、釣り竿などは全部木だった。だからいい木をもってる山主と仲良くしてきた。」と教わる。

天気が下り坂との予報を受け、龍巳は未知に「原盤上げたほうがいいぞ」とアドバイスする。しかし、当日雨が降った際には未知と龍巳が原盤の引き上げタイミングについて言い争いをしている。

耕治が街を歩いていると、昼間からりょーちんが居酒屋に入っていくのを見る。止めようとするが、父親・新次(浅野忠信)を連れ出していた。

■モネと三生が落ち込むのに共感できました。確固たる道が決まってないときは不安になりますよね。未知のようにやりたいことがあり、自分の意志を持つ人に憧れます。しかし、焦ることなくモネと三生もこれから道を見つけていくには遅くないですよね。

豆知識:盤の海への浸しが長過ぎると不純物がはいり育ちにくい。短すぎても赤ちゃんが育たない。と難しい条件ですね。

5.第18回の内容・感想

耕治と新次が居酒屋でお酒を飲んでいる。「今更、人の船には乗りたくない」と、雨が強くなり帰ろうとする新次に、耕治が折りたたみ傘を渡すと「お前は卒がない。舟のときもそうだった。」との言葉になにも言えなくなる耕治

家では亜哉子が未知へ説教をしている。荒れた天気の中、龍巳が原盤を引き上げており足をひねった様子。「天気が荒れる前に、暗くなる前に原盤は引き上げるべきだった」と。

龍巳の「子供の自由研究だから気にししなくて良い」という言葉に、未知は「この街のため、カキのため真剣に研究している」と語気を荒げる。

龍巳が気仙沼での地場採苗に関する現実の問題を未知に説明するところ、耕治が二人の間に入る。未知は「お父さんはお金で物事を考える。りょーちんの家の船の時もそうだった」と再び耕治の痛いところを突く。

荒れた雰囲気の中、モネは身を奮い立たせ耕治の笛をならす。「はっと汁を作ろう、みんな手伝って」と堅い笑顔で声をかけ、ぎこちないながらも場のムードが穏やかになるよう振る舞う。

■新次に対する耕治の気まずさの正体が見えてきました。震災後に今後の借金や返済のことを考えて漁師の命である船を手放させたようですが、なにか耕治にも訳がある気がします。また、未知の研究への思いが出ていました。お金のことではなく、気仙沼のためカキのため未来のために研究に取り組みたいとしっかりと伝わりました。

6.第19回の内容・感想

朝になり亜哉子は「(モネに)昨日はありがとうね。未知は真面目すぎるのよね」と。盆船の準備をしながらモネは「お母さんに似たんだね。お父さんは私に似」

三生は永浦家に来ており、耕治の言いつけにより父・秀水の仕事を見に行くことになる。
海辺で盆の終わりとして盆船を焚き、念仏を唱える秀水の背中を見て複雑な顔で何かを思う三生。

盆船焚きのあと、「大学にもどり通学を続ける」と三生は耕治に告げ、「頑張れよ」と背中を押してもらえる。

仮設住宅地域に警察とりょーちんが駆けつける。新次が酔い潰れて通報されてしまい、りょーちんが呼ばれてしまった様子。

■永浦家でのいざこざはモネの尽力もあり、一段落しましたね。父の仕事をみて自分の道を考えるきっかけにした三生の姿は印象的でした。対比するように新次という父親をみてりょーちんが何を考えているかがさらに掘り下げられそうです。

7.第20回の内容・感想

引き上げた原盤を見ている未知が「思ったより少なかった。おじいちゃん喜ぶと思ったんだけどなぁ。」と落ちこんでいる。

家では龍巳の漁業仲間が地場採苗なんて難しいと未知に言うが、モネが「諦めなければ可能性はゼロじゃない」と庇う。龍巳も「俺が死ぬまでに実現してくれな。」と嬉しそう。

モネが登米に帰る前夜、姉妹の会話。天気予報士試験の本を見つけ尋ねられ、「天気は未来がわかるから。先のことがわかればおじいちゃんやみーちゃんの役に立てるかなって」

「でも難しいのは分かってる。私なんかじゃ」「私のせい?お姉ちゃんがそんなふうに思うのって」

(2011年夏の回想) 「きっと元に戻れるから」「戻れるとかよく簡単に言えるよね。。分かんないからか、お姉ちゃん津波みてないもんね。」突然の言葉にモネの頬を涙が伝います。

「可能性はゼロじゃないよ。」「みーちゃん、ありがとね。」

翌日の朝、モネは龍巳に「なぜ昔、登米まで植林あしにいってたの」と尋ねる。登米の山で蓄えられた水は(種ガキの育つ)海に届く」そんなことを聞き、モネは天気のことを学べばおじいちゃんとみーちゃんの役に立てることを確信する。龍巳も「漁業は博打。博打のときにあんた(モネ)に相談するよ」といってくれる。

帰り道モネの表情は明るく、とても晴れやかです。

■未知の思いを知って、モネが未知の夢を周囲から守る姿は素敵な姉の姿です。震災の時の経験の差から未知に言われた言葉が、モネの心に今でも傷をつけているシーンは印象的でした。清原さんは表情の表現が素晴らしいと思います。

今週、もともとは天気にぼんやり関心をもっていたモネですが、家族のために役に立てると気づけて嬉しそうでした。

新次の話がメインになるかと思いましたが、モネの今後の道を決心するきっかけになる週で明るく終わりました。

登米に舞台を戻して来週からの話も引き続き楽しみにしています。

第5週の感想はこちら

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