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<映画>桜前線上映 秒速5センチメートル

映画館にオッペンハイマーを観にいきました。
そこで、秒速5センチメートルが上映されていることを知り
迷わずこちらにしました。

鑑賞料は一律1600円
シニアとかレディース料金は無いようです。
入り口でプラスチックの板をもらいました。
綺麗なデザインでしたが、クリアファイルでもないし・・・
と帰宅して調べてみたら、入場者プレゼントの
ポストカードだそうです。

好きな映画なので嬉しいです。

なぜシネマサンシャインやイオンシネマのような映画館で
リバイバル上映されてるのか不思議だったのですが
期間限定で、「桜前線上映」と題し、桜前線を追いかけるように
南から北へ向かって全国上映する日本初の試みだそうです。

平日なので観客は少ないかと思いましたが
春休みだからか、高校生も多く、カップルや私と同年代の
男性も結構いらっしゃいました。

小説を読んでから初めての鑑賞でしたが
やはり、映画では語られてない、心の機微が
小説では丁寧に書かれていたので
初めて観た頃より感じるものが多かったように思います。
しかし、映画は映画で余計な説明が無くて
それはそれでとても完成されていて良かったと思いました。
新海誠監督は、冗長な時間の流れに耐えられない現代人の
関心をそらさないように構成されているらしいです。

一方、小説は、「読む力」のある人に向けてのものなのだと思います。

また、貴樹の部活動が弓道部だったことも
今まであまり印象に残っていなかったのに
娘の婚約者が弓道をしていることを知って
部活動のシーンが印象に残りました。
同じ映画も、観る年代、環境によって
視点が変わっていく面白さがあります。

3部作になっています。
第1話「桜花抄」と第3部「秒速5センチメートル」は
舞い落ちる桜と雪
第2部「コスモナウト」はそれとは逆に
猛スピードで空へ駆け上がるロケット
人生はさまざまなシーンが織り重なり方向づけられていくのですね。

この映画は、主人公 貴樹と明里 の物語ではなく
同じような思い出を心に抱えた人たちの物語なのだと思います。

あの時、返事を出せばよかった
応えていればよかった
電話に出ればよかった・・・・
電話をかければよかった・・・


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