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(希望の新聞HOPE)一人の好奇心から広がるコミュニティ。北海道十勝の渕山農場で収穫祭を開催

(この記事は2022年9月に発行された『希望の新聞HOPE』のアーカイブ記事です。当時の情報をそのまま掲載しているため、現在とは状況が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。)

 八月二十七日、北海道十勝の渕山農場で収穫祭が開催された。主催は農場を運営する渕山覚さん。今年は雨天の影響により、実際に収穫したのはスイートコーンとズッキーニのみ。じゃがいもやねぎは渕山さんが事前に収穫を済ませ、手分けして分配した。収穫後はバーベキューも開催、数ヶ月共に野菜を育ててきた参加者同士で労い合った。

 始まりは三年前、「いろんな種類の野菜を育てて食べたい」という渕山さんの好奇心から。「どうせ作るなら、他の人にも野菜を育てて食べる楽しさを知ってほしい」と家庭菜園の会を発足。七人、十六人とメンバーは増え、今年は二十人に。 「自分の趣味で始めたイベントが、今ではみんなの交流になっている」と渕山さんは顔を綻ばせる。

 午前十時から始まった収穫は、時に雨脚が強まる中でもスムーズに進行。会員のサポートもあり、初参加の人もバーベキューまでゆっくり楽しんだ。今年は大阪や千葉から収穫祭に参加するメンバーもいたという。「とれたてのスイートコーンを生で丸かじりしたのが美味しかった」「大自然の雰囲気を味わえるのがいい」などの声が参加者から上がった。

「普通に生活していたら関わる機会がない人とも交流できるのが嬉しいですね。今後もさらに参加したくなるコミュニティに拡大させていけたら」と渕山さん。農業を通してつながるコミュニティは、北海道の大地の限り広がっていく。

家庭菜園グループHP


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