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今の私は、他人の成功を素直に喜べているだろうか?

1.私たちは比較の中で生きている

組織に勤めていてもそうでなくても、人は常に比較の中で生きています。学校時代の成績も比較でしたし、社会に出ても同期で一番早く出世するのは誰かとか、誰が一番早く結婚したとか、誰か一番早く出世したとき、年収はいくらだとか、どこに住んでいるとか、あげればキリがありません。

組織の中で言えば、ポジションは限られており、序列ができるのは当然であり、その限られたポジションに登るようなマネジメントがあったり、そうした仕組みになっているのは当然です。

まず、私たちは、良くも悪くもこのような世界の中で生きていることを知っておいて損はありません。

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2.満たされないと、相手を素直に認められない

人の成果を素直に喜ぶことは、比較の世界の中で生きていると時に難しく感じるものです。他人が早く出世していく姿を見ると、どうにもこうにも納得いかずイライラすることはあるでしょう。それは、当然の反応です。 

これは、自分が満たされていないから、相手を認めようとしないとも言えます。自分が十分に認められていれば、認める余裕も出てきます。また、別の見方をするならば、自分に傷があるから、同じ傷を持てと認めないだけでなく、陰口をいうなど、攻撃しようとしてしまうこともあるのです。

このように相手を素直に認められず、悶々としたり、攻撃的になったりする時間は、本当に無駄な時間です。この時間をもっと有効に活用しなければなりません。

では、この葛藤を乗り越えるにはどうしたらよいでしょうか?

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3.比較の力学を上手に乗り越えるには 

私たちが比較の力学を上手く活用するアプローチが大きく2つあります。
1)比較の仕組みを思う存分に楽しみ、活かす
2)比較の力学を忘れるくらい目の前の仕事に集中する

1)のアプローチは、人との比較をモチベーションにできるタイプの人に向いています。勝気が強く、比較がよいモチベーションになり、負けたくないと努力するその行動は、よい成果を生み出すことでしょう。

2)のアプローチは、誰かに喜んでもらうために、みんなで協力しあって、目の前の仕事を最高のものにすべく集中し、高い成果を生み出します。

私は、特に2)をお勧めします。

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4.まとめ

目の前の仕事を大切にすることは、相手を大切にすることそのものです。そして、それをチーム一丸となり、顧客視点で協力し合いながら進めていけば、自ずと社内での比較は薄れてくるのです。メンバーと共存する道、協力しあいながら進む道を選ぶのです。

この道を進めば、自ずと相手の成功を素直に認められるようになり、業績にも貢献できるのです。

講師ビジョン株式会社 代表取締役
島村 公俊



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