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通信系の合同学校説明会が父親でも面白かった件

参加してふと気が付いてしまったのは、会場にいる85%がお母さん。
そして10%の学生たち(ほぼ女子)と、お父さんは5%未満
比率はあくまで印象なのですけれど、的外れでもないと思います。
これは"通信系"というジャンルならではの比率なのか?
父親の子育て不在が表面化しているのか?...は分かりませんが、
思春期の子どもと父親は大概相性が悪いので、まぁそんなものなのかもしれません。

ところで昨今、昭和生まれのボクは頭の切り替えを迫られています。
いまどき高校の選択肢の多さは知的好奇心をくすぐる刺激が豊富。
通信といえばボクらのころは"辛い方"の訳有り感を感じたけど、
今や、各地を転戦する若いアスリートが利用していたり、
一般的な公立・私立の高校では提供できないユニークが有ったりと、
より積極的な意思で選ばれるびっくりサービスを提供する学校も多い。
思春期ならではの起立性調節障害のハンデを克服したい子もいるし、
運悪く肌に合わない中学校で傷ついた子の切り替えチャンスにもなる。

まずは通信では有りませんが、上の子のタイミングで知った地域みらい留学という国内留学制度。
最高峰の過疎県・島根から始まり、政府やNPOカタリバが取り組む壮大なPROJECTで、日本各地の公立高校が地域の魅力を武器に学びの場を創造し、学生たちに提供します。
少々偏見かもしれませんが、前例のないことは得意でないはずの"田舎"が?熱意や危機感や温かさに支えられて難題に取り組んでいる様子がすごく伝わってきます。
さらに、親元を離れての生活が子どもの成長を期待以上に加速させます。
新規事業を軌道に乗せるのはいつでも大変なことですが、全国各地の学校が一斉に努力しているのを知ると、昔あったNHK番組「プロジェクトX 挑戦者たち」ではないけれど、仕事する父親ならある種ロマンを感じるポイントではないかなと感じます。

そして下の子に機会をもらって出向いたのは通信系高校の合同説明会。
学校法人角川ドワンゴ学園"N高等学校・S高等学校"を始めて知ったときは、その先進性に衝撃を感じましたが、様々な学校たちがあっと驚く魅力的な事業を魅せています。
通信系の"時間の自由さを生かした海外留学"なんていうのもいくつもあって目がハートになってしまいましたが、そこはやっぱり普通以上に投資が掛かるのでよく考えなければなりません。

話題を戻しますが、我が家ではこの日子どもたちそれぞれに別の行き先があったので妻と手分けして別々の会場にお邪魔したのですが、ボクが担当した通信系説明会では父親の姿は本当に希少でした。
正直なところ、別会場に向かう妻はボクがちゃんと仕事してくるか非常に心配していたと思います。
そりゃあそうです、幼いころから子どもの事は全面的に妻に託して来ましたから、今更父親が加わったところで、経験も実績も信頼も不足しています。

ですがね、妻とはまた違う社会人経験を歩いている父親ならではの視点もあるかと思ったのです。
例えば、各校の特色や企業風土や費用面での違いを比較するには、様々な取引先と付き合いしてきた経験が生きるのではないかと!?
それに、資金繰りの面では母親以上にアイデア持っているかもしれない。
(あくまで当社比・当家比ですので悪しからず!)
まぁ逆に、学校側の営業の熱意に共感して、うっかり即断即決で乗ってしまう危険性もありますが...
会場の設営の仕方、スタッフさんたちの練度、各ブースのフロントマンたちのヒマしているときの態度すらも気になってしまうのは仕事寄りの頭だからでしょうか?(笑)

とにかくオヤジさんたち!
子どもや妻にはちょっと煙たがられるかもしれませんが、子どもの人生の岐路に関わるこの一幕を一緒に楽しんでみては如何でしょうか?
進学は、家族にとっても父親にとっても一生共有できるプロジェクトですしね。^^

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