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現在60歳です。更年期の後の諸症状に良いからと「命の母 アクティブ」という製品を服用しています。解説をお願いします。

命の母アクティブ

という製品名から、

「今までお母さんとして頑張って

きた方が閉経後活動的(アクティブに)

に生活できそう」

なイメージを私は持ちました。

「更年期の後」に適しているという

キャッチフレーズですが、

果たしてどのような漢方薬

なのでしょうか? 解説していきます

この漢方薬は 四君子湯 しくんしとう

と 当帰芍薬散 とうきしゃくやくさん

を合わせて、少し生薬を加えたような

構成をしていますね

血を作り、血の巡りを良くする 当帰 とうき

血を作り、筋肉の緊張を柔らげる 芍薬 しゃくやく

血の巡り、気の巡りを良くする 川芎 せんきゅう

お腹の調子を整える 白朮 びゃくじゅつ

体を元気にして疲れをとる 人参 にんじん

お腹を整えてむくみを取る 茯苓 ぶくりょう

全体を整えて、体を元気にする 甘草 かんぞう

ここまでで、当帰芍薬散 と四君子湯を足して

沢瀉 たくしゃを引いたような形になっています

ここに
血の巡りを良くして、

深い部分の熱を冷ます 牡丹皮 ぼたんぴ

足腰の血流を良くして強くする 牛膝 ごしつ

体の深い部分を温める 桂皮 けいひ

を加えた形になります

肩こり、体や腰のだるさ、

階段の上り下りがつらい症状

に使うとパッケージに書いてありますが、
ある程度効果が見込めるのではないかとおもいます。

長期的に使うと良くない生薬も少ないですし

、定期的に服用しても大丈夫な方だと感じます。

ただ、閉経後の女性は

外部の環境の変化に敏感に反応しますので、

ずっと同じ漢方薬を

使うのではなく、

季節や体調によって、

どんなに長くても1ヶ月に一回は

専門の相談員と相談の上漢方薬を選ぶことをお勧めします

いかがでしたでしょうか?

漢方薬を知るには名前だけではなく、

中身を知ることが大切です。

私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう

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