PMSで眠気が酷いので、命の母ホワイトシリーズの「ネムルナ」という漢方薬を服用しています。解説お願いします。
「ネムルナ」というネーミングから 「ルナ」という可愛いワードと
(実際ルナとつけると女性の購買者が増えるらしいです)
眠るな!という眠気をしっかり止めてくれる期待がもてそうな商品だなと思いました
この漢方薬は「加味逍遙散 かみしょうようさん」という漢方薬です
加味逍遙散に関して中身の生薬を解説をすると
①柴胡 薄荷の組み合わせは気を流す働きがあります
②当帰 白芍薬の組み合わせは血を増やします
③白朮 茯苓 甘草 四君子湯から人参を取った構成
④生姜 は補血薬が脾胃を冷やすことから守ってくれます
⑤牡丹皮、山梔子 これは加味の部分 余分な熱を冷まし、体の炎症や頭の過度な興奮を抑制します
全体で、気の巡りをサポートし、体の熱を取り、血を増やす働きがあります。
この漢方薬は実は「イライラが原因で寝る前に嫌なことを思い出して寝られない 不眠に使う」漢方薬です。
眠気が多いことを中医学の言葉で「嗜眠 しみん」と呼びますが、月経前の眠気は、
1.エネルギーが不足して起こっている
2.体が冷えて活動力が低下して眠い
の二種類が起こりやすいです。
加味逍遙散は先述した通り
1.熱を覚まして
2.血を増やして
3.エネルギーを巡らせる漢方
ですので、どちらのタイプにも効果はないばかりか、眠気が悪化してしまう可能性がありますよね。
あくまで、私の勉強した中医学の考え方ですが、加味逍遙散を不眠に使うことはあっても、眠気が酷い時に使うことは私は無いです。
ちなみに嗜眠(眠くて仕方がない)ことは気虚 ききょや 陽虚 ようきょの時によく起こりますので、体を温めたり、エネルギーをチャージする漢方薬がおすすめです
いかがでしたでしょうか?
漢方薬を知るには名前だけではなく、中身を知ることが大切です。
私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう
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