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ツムラさんの漢方⑧「ストレスを感じる肥満気味の方に」とうたわれている 大柴胡湯 だいさいことう をご紹介します。

大柴胡湯と似た名前の漢方薬として
小柴胡湯 しょうさいことう
という漢方薬がありますが、

実は名前の通り、
小柴胡湯よりも強力な漢方!
というイメージで差し支えはないです。

つまり、大柴胡湯は強い漢方薬
だというイメージを持ってください

個々に中味を解説していきますと

胸の下の詰まり間を取ったり、
体の巡りが滞るのを改善する
柴胡 さいこ 黄芩 おうごん

余分な水分の老廃物を除去する
半夏 はんげ 生姜 しょうきょう

胸の下のあたりの硬さをとり、全身の緊張をとる
芍薬 しゃくやく 枳実 きじつ

芍薬は
柴胡、黄芩による肝血の消耗を
和らげる働きもあります

体の血や潤いの消耗を防ぐ
大棗 たいそう 芍薬 しゃくやく

腸の熱を
排便から外に出す 大黄 だいおう
から構成せれています

ここで大切なポイントは二つ

①下剤 げざいが入っている
②小柴胡湯よりも

強い漢方薬なので、長期間は使わないことです。

大柴胡湯や防風通聖散のように、
風邪を拗らせて、
深い部分に邪気が入り、

臓腑が熱を持っている時に使う
漢方薬がどうしてダイエットに
使われるのかは、私は疑問を持っていますが、

「下腹部に熱感があって、
便通が硬くて中々出ない方」

が便通を良くするために
短期間使うのであれば
ありなのではないかと思います。

いかがでしたでしょうか?

漢方薬を知るには名前だけではなく、
中身を知ることが大切です。

私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう

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