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本人が心から思える目標を持てるかどうか 【プロ資格マニアと勉強】

アメリカと日本の「学校」は、いろんな違いがあるんだと、英語の授業で習ったことがある。

アメリカの学校について授業で習って知ったこと
・高校まで一貫教育
・義務教育の間は授業料が必要ない
・制服がない
・教科ごとに授業を受ける教室を移動する
・1年を通して同じ部活をするのではなく、季節ごとに違う部活に所属する
・留年することがある、飛び級ができる
・大学入学のときは高校での成績が重視される、日本のような入試はない

インターネットで情報収集ができるようになり、いろいろと調べるようになって、もっといろんなことが分かってきた。

後に調べて知ったこと
 私が自分のペースで調べたものなので、情報が不確かだったり、現状とは違ってしまっている可能性もある
・日本よりずっと学歴社会である
・州によって義務教育年齢が異なる
・日本の義務教育とは「義務」の意味が異なる
・朝早くから授業が始まる(スクールバスや保護者の車で通学する生徒がほとんどなので、交通渋滞緩和のため通学時間の配慮がされている)
・宿題がめちゃくちゃ多い
・学習塾は基本的にない(宿題をちゃんとやれば学力が身に着くから)
・ドレスコードが定められている(無地の服しかダメ、露出の多い服はダメなど)
・ギフテッドの児童のために特別プログラムが用意されている
・日本でいう「大学」にあたる機構は3つに分けられる:コミュニティカレッジ、ユニバーシティカレッジ、ユニバーシティ

私が子供だったころ、アメリカの中学校や高校の様子を知るチャンスは、海外ドラマ・映画、ドキュメンタリー番組、本などに限られていた。でも、インターネット時代になって「留学している人が情報を発信する」「情報を知りたい人が『生の声』を聴く」ことができるようになった。そうすると「思っていたのと違う」ということも多々出てくる。

アメリカの学校生活を、もっと気楽なものだと想像していたが、朝は早いし、宿題も多いし、成績が落ちたらたちまち大学入学審査に影響するし、かなり厳しい世界だと思えてきた。大学に入ってからも、学生は専攻している学問の学位を取得するだけでなく、副学位を取得する人もいるそうだ。

いっぽうで、高校を中退する人が10%を超えており、一時は10代の妊娠も問題となったそうだ。

アメリカの学校に通い、部活やバイトをし、よい成績を取って希望通りの大学に進学しようと思えば「私は勉強がしたい」「学歴を身に着けて社会で活躍したい」という思いが強くないと無理だろう。

「ホームレスの人がハーバード大へ合格した」という題材の本を読んだことがあるが、学校を無断欠席することが続けば、学校や福祉局から親に連絡がいく仕組みもあるようだ。ただ、このような連絡をいくら受けても、本人が「行きたい」と思い、親も「何が何でも行かせたい」と思わなければ、どうしようもない。移民などで、英語の手紙やアメリカの教育・福祉制度が十分理解できない親もいるようだ。

「勉強がしたい」「社会で活躍したい」など、明確で、本人が心から思える目標を持てるかどうかが、勉強を続けられるか、目標を達成できるかのカギになる。このことは、日本の片隅で資格試験の勉強をしている私にも言えるし、他の人にもいえるだろう。

思えば、私たちも中学や高校の時、受験に間に合うように、いくつもの教科を並行して勉強していた。短時間でうまく頭を切り替え、次々と勉強することは、どうやったらできるんだろう? 1日に1つの項目しか勉強できなくなったのは、年だからかなぁ(笑)。

河野陽炎の本とコンサルティング

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