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コンサルティング料金の決め方

あくまでも私が考える「料金の決め方」なのだが、コンサルティングを始めたい人や、利用者様の参考になるかもしれないので記しておく。

コンサルティング料金には次の要素が含まれる。

(経費)場所代

貸会議室代、コワーキングスペース代、カフェ・レストランなら飲食代などがかかる。

なお、コンサルティングを行う場所選びについては後述する。

(経費)コンサルタントの交通費

コンサルタントの自宅に来てもらうなら交通費はかからないが、私のようなど田舎住まいのコンサルタントは、そうも言っていられない。都市部まで出て会うことになると、交通費がかかる。

(経費)レジュメ作成費用

印刷代、取材費、参考書籍代など。

(経費)消耗品費

持ち込みのホワイトボード、マーカー、領収書、筆記具などの代金。

(報酬)事前調査の労力にかかる報酬

コンサルタントは、相談者と向き合ってコンサルティングを行うまでに、さまざまな準備をしている。その準備を的確にするために、実際にお会いする前に「おおまかでいいので、お悩みを教えていただけますか?」とお聞きするのだ。

私の場合「Web集客の方法を知りたい」というご依頼があったら

・現在の集客方法をお聞きし、Webサイトやブログなどを拝見して分析する
・業界全体の動向を調べる
・相談者の方が販売している商品やサービスの類似品・類似サービスについて調べる
・相談者の方の悩みを解決するための具体的な商品やサービスがないかを調べる(例:Webサイトの更新が苦手 ⇒ jimdoやWixなどのサービスを紹介できるようにする)

(報酬)コンサルティング報酬

「コンサルタントが話すこと」「悩みを解決すること」に対する純粋な報酬。

逸失利益(一部)

コンサルティングや移動にかかるのと同じだけの時間があれば、原稿を1本書けるとか、セミナーを1本実施できることもあるかもしれない。コンサルタントは、逸失利益の一部も考慮して、コンサルティング料金を決めることになる。

コンサルティング料金の設定方法

場所代+交通費+消耗品費+事前調査の労力にかかる報酬+コンサルティング報酬+逸失利益(一部)=A

A ≦ コンサルティング料金

となるよう設定しなければ、コンサルタントは生きていけない。

色々な場所でコンサルティングをして考えたこと

さて、経費の中で大きなウェイトを占めるのが「場所代」だ。ファミレスやファーストフード店は、長時間の利用を規制するようになっているし、何より騒がしくプライバシーが守られない環境下で、長時間の話し合いをするのは心配でもある。

ただし、常識的な範囲内なら長居しても文句を言われないファミレスやカフェもある。その判断ポイントとして「無料Wi-Fiを提供しているか」があると思う。無料Wi-Fiを提供しているカフェは、長居をしてもおおむね温かい目で見守ってもらえる。

私は今、ファミレスの「ジョイフル」で「プチデニッシュアイスプレート」をいただきながら、この文章を書いている。

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ファミレスやカフェより、プライバシーが守られる場所としては、安価な貸会議室、レンタルスペースが考えられる。「スペースマーケット」などの場所探しがしやすいWebサービスも提供されている。ただ、貸会議室の利用にも落とし穴があるので、下記の記事を参考にしていただければ幸いである。

また、閉鎖空間において、異性のお客様との対面が心配であるという場合は、あえて人の目があるカフェなどを利用するのも一案だ。

コワーキングスペースの中にも、会議スペースを貸してもらえるところがある。ただし、事前に会員登録や予約が必要なところもあるので、コワーキングスペースのWebサイトなどで確かめよう。

私がコンサルティングを始めた理由

私は知人からの誘いでライターになった。その時点では、編集や校正に関する知識が不足していたので、当時「日本生産性本部」が開催していた「在宅ワークセミナー(ライター)」に参加して、必要最低限の知識を得た。私がこのセミナーに助けられたように、いつか私も誰かを助けられたらいいと思っていた。

その1つの形として「ライターになるには?」セミナーを続けている。

また、近年は「スキル販売」ができるWebサイトもあり、そのようなサイトで私自身が持つ知識やスキルを、有料コンテンツとして販売するという形でも、だれかの役に立つことができた。

私の有料コンテンツをお買い上げいただいた方から「できれば、チャットやメールなどで継続して相談に乗ってほしい」というご依頼があり、まずはチャットでコンサルティングを始めた。

「こちらも、コンサルティングは初めての経験であり、手探りで進めることになる」とお断りしたうえで、本当に手探りで私なりのコンサルティング方法を探ってきた。この過程では、メニエール病患者さんのためにメールカウンセリングを行ってきた経験が役立った。

ただ、オンラインでのコンサルティングには、どうしても限界がある。細かい言葉の言い間違いや、相談者の方の希望が変わってきた場合や、質問事項が増えた場合の臨機応変な対応が、どうしてもできない。

対面でのカウンセリングも取り入れ始めたのは、そのような理由からだ。

1月中のカウンセリング可能日程と、お申込み方法は下記にて紹介しています。


いただいたサポートは、ライター志望、フリーランス志望、地方在住で起業を考える皆さんに向けたセミナー運営費用などに使わせていただきます。