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数値で目標を定めると見えるもの 【プロ資格マニアの軌跡】

かつて、遊びで「1000万円稼ぐには?」を数値で計算していたことがある。仕事をして稼ぐだけでなく、節約する方法も含めて考えていた。

130円の飲み物を毎日我慢して貯金すると……

1,000,000円 ÷ 130円 = 7692.308……

つまり7693日後には1,000,000円が貯まる。
1年=365日と考えて

7693 ÷ 365 = 21 あまり 28

つまり21年と28日後には100万円貯まる。

100万円で21年以上かかるのだから、1000万円を貯めるには人間の一生ではとても足りないことが分かる。

具体的な数値を計算することで見えるもの

漠然と「○○がしたい」「〇〇が買いたい」と思っているよりも
・そのためにお金がいくら必要か
・そのお金を貯めるにはどのくらいかかりそうか
を具体的な数値で表現し、その方法を考えることで、自分のやるべきことが見えてくる。

たとえば、1日130円の飲み物を我慢するだけなら、1000万円の貯金には届かないとしても、ほかの方法を併用すると、より1000万円の貯金が達成しやすくなる。あるいは、目標を500万円とか100万円にさげるという方法もあるだろう。

プロ資格マニアにとって大事な数値

私が資格を取るための勉強をする上で大事なことは
1.合格するために必要な点数
2.現時点で得点できる点数
3.1.と2.のギャップを埋めるための方法
を常に意識することだと思う。

現時点で、試験問題を解いてみて10点しか得点できず、合格のためには80点を取れなければいけないのだとしたら、資格スクールなどで1から勉強するほうがいい。60点取れば合格ができる試験で、今は55点まで得点ができる状態なら、自力で勉強をしてもなんとかなるだろう。

また、試験までにどのくらい時間があって、具体的に何時間を勉強に使えるのかも考えたほうがよい。たとえあと5点で合格圏内に入れる場合でも、「試験は明日だ」という場合には、死に物狂いで頑張らないといけない。逆に、合格までにあと40点を取らなければいけないとしても、試験まで半年以上あるのなら、勝ち目はあるだろう。

ビジネス目標を数値で考えることのメリットと注意点

ビジネス目標(売上や顧客満足度、リピート率など)を数値で表すことにも、目標が具体的に見えて、取るべき手段が分かるというメリットはある。

ただ、あまりにも数値にこだわりすぎると「お客様を数字で選ぶ」ようになってしまう。

【例】
・今月の売上目標にあと5万円足りないから、5万円を払ってくれそうなお客様ばかり選び、「払ってください」という態度を示してしまう
・リピート率を高めるために、お客様の都合を考えず、強引に契約をしてしまう

こういうことを繰り返し、信用を失うのは、ビジネス面でも損失が大きいので注意を。

河野陽炎の本とコンサルティング



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