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「プロ資格マニア」の肩書をつけてよかったこと

大昔、私がライターとして、初めて「自分から」獲得した仕事は、工事担任者という資格についての解説を書く案件だった。その後も、私が持つ資格が執筆の仕事を呼び込んでくれることがあった。

10年以上も「ライター、コラムニスト」と名乗り続けてきた私が、その肩書を改めようと意識したのは、執筆に加えて、セミナー講師、コンサルティング、物品販売など、業務の内容が多岐にわたるようになり、自分でも何をやっているのか分からなくなったころだ。

「ライターが○○をしている」という位置づけではなく、何か自分を一言で表現できるような肩書をつけたくなった。

セミナーでは、受講生の方から「なぜこんなに資格を取るのですか?」と聞かれることが多い。初めのうちは
「資格を持っているほうが、ライターの仕事もとりやすい?」
「ライターに関係のない資格でも、編プロの人やWebディレクターにアピールしたほうがいい?」
という疑問から、そういう問いが出てきているのだと思っていた。だから、自分のことを答えるのではなく、受講生の方に役立つ内容をこたえようと思っていた。

でも、「そうではなくて、河野先生が、どういういきさつでこうなったのか知りたい」といわれるようになった。

この経験から「プロ資格マニア」という肩書を思いついた。資格マニアというだけなら、もっと多くの資格や難関資格を取っている人おおぜいいる。ただ「資格マニアであることを、収入に結び付けている」という意味で、私はプロ資格マニアと名乗ることにした。

肩書をつけてよかったことの1つは「自分を見失わずに済む」ということ。どんな案件に取り組んでいるときも「プロ資格マニア」として執筆しているのだ、講演をしているのだ、という意識を持つことができる。

他の人に向けても「自分はこういう人間だ」と、たった一言で説明できる。

そして、自分にぴったりの肩書をつけるために苦労したことは、コンサルティングなどで活かすこともできる。

これまで、資格を活かした執筆活動をしてきたけれど、今後はもっと「勉強法」「時間管理術」「モチベーション維持の方法」「資格とライフプランニング」など、資格を取る・勉強することと直接結びつく情報の発信にも力を入れていきたい。

そのためには、資格を取ることを自分でも続けることが必要だ。
そして、自分が資格を取ることと、人に資格の取り方などを教えること、さらには「プロ資格マニア」になる方法を人に説くことは、別のものだ。私だけにできるような特殊な方法ではなく、誰にでも挑戦してもらえるような勉強法や、モチベーション維持の方法を伝えられるようになりたいと思う。

河野陽炎のコンサルティング

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