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台所で火を使うことはきっと大変だったと思う

昔、「大草原の小さな家」というドラマを見ていた時に、
「この時代、台所で火を使うときは、火を使うためのきっととても大変だっただろうし、温度調整などもできないなかで、料理をしていたんだろうな」
と思った。

その思いを抱えたまま、台所に立つようになったとき、
「もし、このオーブンが温度調整もできないタイプのものだったら、私はどういう手順で料理をすればいいのか?」
「もし、水道とかがなくて汲み置きの水しか使えない環境だったら、どのタイミングで野菜を洗ったり、お皿を洗ったりすればいいんだろう?」
と考えるようになった。そして、そのまま料理作りにはまっていった。

また、現代ではスーパーに行けば手に入る肉や魚も、きっと簡単には手に入らなかっただろうから、手に入った時点で保存食にしたり、工夫をしていたのだと思う。畑で作物を育てたり、家畜を飼ったりしても、獣に横取りされたり、きっといろんなことがあったのだろう。

そう考えると、食べ物を残すことがすごく申し訳なく思えてくる。

ところで今日私が、こういうことを語りだしたのは、「大草原の小さな家」と似たイメージの映画に出会ったからだ。

毎日、料理を作り、給仕をし、掃除をして……とコツコツと自分の役割を果たす主人公やその周りの人々。与えられた環境の中で、自分のやることを精一杯やって生きている。

ただ、この映画では、主人公のムイがはじめに奉公した家の男性陣が、けっこう頼りなく、ふわふわと暮らしているだけの人として描かれているところが、「大草原の小さな家」とは違う。
アメリカで新しい土地を開拓して生きていくには、強力なリーダーシップを握る男性陣の活躍が欠かせなかったのだろう。
それより現代に近い「青いパパイヤの香り」の世界では、男性、女性のいずれでもいいので、誰か1人強い人、しっかりした人が家庭を支えていれば、なんとかなる時代に変わっているのだという感じがする。

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