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旅するプロ資格マニア

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プロ資格マニア(ライター、セミナー講師、コンサルタント)の河野陽炎は、よく旅をします。願書提出のため、受験のため、ホテルにこもって勉強するため、と理由はさまざま。資格マニアの皆さ… もっと読む
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2022年1月の記事一覧

家庭教師をして気づいたこと

大学・大学院生時代、そしてライターとして活動を始めてからも、家庭教師の依頼をされることがありました。 スポーツ推薦で進学が決まっている中学生(すでに進学先の部活にも参加)や、志望校は決まっているけれど、あと一歩の学力、勉強習慣をつけて、安心して受験に臨みたいという中学生に、FAX等で勉強のスケジュールを立てたり、悩みを聞いたりしていました。 実は、勉強そのもの、問題の解き方や解答のテクニックはあまり教えていません。 受験が迫っている中で、短時間で得点力を上げるには、なにに取

「いかに買わせるか」より「いかに(心を)合わせるか」

このところ、8時間の企業研修を依頼され、マーケティングの基礎知識を社員の皆様にお伝えする授業を、立て続けに行っていました。 マーケティングというと「どうやれば商品は売れるか?」を考えるイメージが強いようです。ただ、私の考えるマーケティングには「欲しくない人にはあえて売らない」ことや「買ってもらえば終わりではなく、ご満足いただけているかを確かめること」も含まれます。 研修でも話したことがありますが、私は自分から 「ライター、コピーライターになりたい!」 「セミナーを開きたい

ただ紙に「自分の手で書く」だけの癒しーモヤモヤした思い、漠然とした不安を抱えているときー

おかげさまで、さまざまな仕事をいただいており、一人でじっくり考える時間をなかなか持てずにいました。 短時間で、心の重荷を軽くすることができ、考えがまとまる方法があります。 それは「深く考えず、思いついたことを紙に書く」という方法です。書き込む紙はミスコピーの紙の裏でも、適当なメモ用紙でもかまいませんし、筆記具も適当でよいのです。ただ「自分の手で書く」ことが大切です。 何かを紙に書くと、そのことに関連する何かの考えが浮かぶので、また書き留めます。それを繰り返すうちに、紙が

雨だったので映画を見ながら仕事です

仕事中に映画をかけるときは、あくまでも仕事の邪魔にならないよう、すでに知っている映画で、お気に入りの映画を選ぶことにしています。未知の内容だと気が散ってしまうことも多いので。 今日は3本の映画を見ました。 ・グリーンブック ・ウインド・リバー ・オーシャンズ8 「グリーンブック」は、トニーとドンが人種の壁を超えて、友情を深めていく物語。 この映画ですごいのは、トニーの妻・ドロレスだと思います。まだまだジム・クロウ法が残っていた時代に、ドロレスが白人とも黒人ともごく自然に

言わなくていいことは言わない

人とのコミュニケーションの取り方、話し方、伝え方、雑談の仕方などを解説する本やWebサイト、教室などが多くあります。私たちが「何を話すか」「どのように話すか」を知るチャンスが増えたのです。 ただ「発言すること、自己主張すること」がよいとされる現代において、「何を話さずにおくか」「言わないほうがいいこととは、どんなことか」を教えてくれる人は、なかなかいません。さまざまな失敗をしたり、経験を積んだりして「これは言うべきでなかった」と、学び取っていくしかないのが現状です。 私も

今は「自分から人生に波風を起こす」ときなのかもしれない

私は、「目の前に乗り越えないといけない課題があるとき、どうするか?」を考え、その場にあるものや自分の知識、スキルを使って乗り越えていくことが得意だし、好きでもあります。資格試験や、仕事の〆切、確定申告など決まった目標があって、そのための計画を立てて進んでいくとき、とてもやる気が出ます。 でも、時間やお金に余裕があって、切羽詰まった目標と言えるものがないとき、自分がどうしたいか考え、自分で選んで進んでいくことが、あまり得意ではありません。 「何がしたい」「何に取り組んでいきた

20代より40代の今のほうが体調が良い理由

・よい薬が使えるようになった ・病気や療養のことを理解してくれる人が増えている ・働くことや趣味など自分にもできることがある自信がついた ・働き方、時間の使い方など自分で決められることが増えた こう考えると、自分だけの力でよくなったのではなく、周囲の人、医療、医療にかかわる人や企業、公的な制度などのおかげ、という部分が多い。 20代の頃には想像もしなかった選択肢を、今では普通に選ぶことができるのだから、ありがたいことだ。 これからも、そんな奇跡のようなことがあるのだろ

「地方 、地域、ふるさと」×「副業 、兼業、リモート」 ……いつのまにか私、やってたわ……

最近、仕事を探すフリーランスや副業人材と、企業をマッチングするサービスの中に「都市部の人材」と「他の地域の企業」のマッチングを強みとするところが増えました。私もそのようなサービスを利用して、契約をいただいたことがあります。 思い返せば15年以上前、ライターとして活動し始めてから、私には大阪府内のクライアントがいない時期が長く続きました。意図的に私が選んでそうしたのではなく、出版社やWeb制作会社が東京に集中している時代だったことが大きいです。 その後、フリーランスと企業の

オンラインでのコンサルティングも増えています

私・河野陽炎は、ライターとして15年以上、コンサルタントとして4年以上活動し「広告会社等に依頼せず、自社でできる広告・宣伝活動で成果を上げたい」と考える経営者の皆様からご相談を受けてきました。 チラシやWebサイト、ブログ等で集客活動を行っているものの、なかなか効果があがらない。集客に使える媒体が増えたけれど、何から始めればいいのか混乱している。 このようなお悩みを持つ経営者様のために1か月あたり5万円~の顧問契約を結び、様々なご相談にお応えしています。 ・業種業態に合

「私はできる(`・ω・´)キリッ」と思えなくても大丈夫 「できそうな〇〇〇〇」

私には「引き寄せの法則」がこの世に働いているかどうか、証明できません。ただ「働いていると考えるほうが人生は楽しい」と私は思っています。 昨年10月ごろから続いた、私にとって厳しい時期を、アファメーションや瞑想などを取り入れ、自分をだますことで乗り切ったのも「自分を良い状態に持っていくことが、よい結果を引き寄せる」と考えたからです。 さて、何かを成し遂げるために 「自信を持て」 「自分にはできると信じろ」 と、言われることがあります。 簡単にそう思い込める性格だったり、そ

「万人に向けて書く」より「1人のお客様のために書く」ほうが向いていると気付いて

私はかつて「執筆業務7割、講師業1割、コンサルティング1.5割、その他0.5割」の割合で仕事をし、収入を得ていました。現在は「執筆業務4割、コンサルティング4割、講師業1割、その他1割」に変化しています。 このnoteでは、なぜこのような変化が起こったのかを中心に、私が今の仕事のやり方を選んだ理由をお話します。 私がライターとして社会人デビューしたのは自分自身での決断でした。いっぽう、講師業やコンサルティング業務は自分の決断よりも、 「こういう仕事はしてもらえますか?」

「SNSといえばこの人」のイメージが定着したことが嬉しい

今年いただいた年賀状には 「いつも、陽炎さんのSNSを楽しみにしてます」 と書いてくださる方が何人もいました。嬉しいことです。 かつてSNSで交流していた人も、SNSのご利用が少なくなっていることは多々あります。そのような方も「SNSが楽しみ」と書いてくださいました。 「河野陽炎といえばSNS、SNSのことなら河野陽炎」というイメージが定着していることの表れだと思い、その点を嬉しく思いました。もちろん、更新内容を、本当に楽しみにしてくださっているなら、嬉しいことです。

無茶ぶりされることが信頼の証という時代ではなくなっている

私が駆けだしのライターだったころ、祖母から 「仕事というのは、無理なことを頼まれてこそ、信頼されている証。そういうとき、できるだけのことをしてこそ、信頼関係ができる。後からよいように扱ってもらえるかもしれない。だから、無茶でも飲み込んでやっていかないといけないよ」 と言い聞かされた。 社会経験がまだ浅かった私は、その言葉を信じて取り組んできたし、実際それでうまくいったこともある。 たとえば夜20時に電話がかかってきて、「明日の朝いちばんに原稿を入れてほしい」と頼まれたり、夜

美しい風景を「残す」ためには

新型コロナウィルスの影響が大きくなる前、私はよく旅をしていました。各地の神社、お城、動物園をゆっくりめぐるのが好きでした。 日本では、台風や地震など災害が多いので、景勝地やお城などの姿を保ちながら、未来に残していくのは大変なことです。「残していく」という意志を持って、人々が協力していかなければならないでしょう。 それらを保存するための費用も、どこからか自然にもたらされることはありません。市町村が保存のための予算を割いてくれるような、あるいは寄付が集まり、人々の協力が集まる