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旅するプロ資格マニア

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プロ資格マニア(ライター、セミナー講師、コンサルタント)の河野陽炎は、よく旅をします。願書提出のため、受験のため、ホテルにこもって勉強するため、と理由はさまざま。資格マニアの皆さ… もっと読む
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2020年5月の記事一覧

天王寺動物園が再開園した翌日に訪ねた【後編】 2020年5月27日

暑い季節になると、水辺で暮らす生き物たちがうらやましくなる。サバンナゾーンにはたくさんの木陰があって、涼しく作られているけれど、やっぱり水の中が大好きな生き物を見たくなるのだ。 ところで、すっかり書き忘れていたのだが、各動物の様子が見られる檻の周囲の路面に、動物の足跡のイラストで「このくらい距離をとってね」という目安が示されている。ただ、檻の周囲に人が集まってしまうと、路面の印は見えない。それに動物に夢中になる子どもは、どうしても距離のことなど忘れがちになる。 この日は、

天王寺動物園が再開園した翌日に訪ねた【中編】 2020年5月27日

中編では主にサバンナゾーンとその周辺の記録を。いつもは、カバやクロサイがいる方からサバンナゾーンに入るのだが、今回はネコ科の猛獣たちを見た後で、いつもと反対側からサバンナゾーンへ。 その前にタヌキやアナグマの檻も見たタヌキやアナグマは体が丸くてかわいい。活発に動き回っていて写真はうまく撮れなかったけど。 アフリカハゲコウはコウノトリの仲間だけど アフリカハゲコウは赤ちゃんを連れてくると言われているコウノトリの仲間。でもアフリカハゲコウの餌は死んだ動物の腐肉。。。 高い人

天王寺動物園が再開園した翌日に訪ねた【前編】 2020年5月27日

コロナウィルスの影響で長く閉園していた天王寺動物園が、2020年5月26日に再開園した。この日は天気が悪かったので、私は翌日の27日に天王寺動物園を訪ねた。 チケット購入の列は「間隔を開けて」地面に貼られたテープに従って、間隔を開けて並びチケットを購入する。なお、年間パスポートやコンビニで買ったチケットを持っている人も、列に並んでから入場する方式だった。 コアラがいないコアラ館だけどコアラのアーク父ちゃんが海外へ旅立ち、コアラ館にはコアラがいない。でも、アルダブラゾウガメ

足りないものや失ったものをカバーするための知識と経験、そしてパワーを持っていること 【プロ資格マニアの軌跡】

2013年の初夏、私は顔面神経麻痺(ハント症候群)になり、口が閉まらず、しゃべることと食べることが一気に不自由になった。私の様子を見ていた親や友人はとても心配したが、私はほとんど心配しなかった。 なぜなら私は、2001年にメニエール病改善手術のために耳鼻科に入院した経験があり、入院仲間であった顔面神経麻痺の患者さんが回復していく様子を知っていたからだ。「今日、明日に回復するわけではないが、きちんと治療を受ければ2週間か3週間でしゃべれる、食べられるようになる」と信じることが

愛されているから売れる? うまいから売れる? 【プロ資格マニアの軌跡】

私が大学生だった頃、電車の中で、ギターケースを背負って歩いている少年たちの会話を聞いた。 「下手でも愛されるバンドを目指そう!」 なんだか笑ってしまったけれど、誰でも初心者で、上手ではなく、メンバーの息が合わない時期があるのは確か。その段階でも愛される存在になれるなら、それに越したことはない。 この話を知人にしたら、「いや、上手くなればいいのに」と笑っていた。それもまた事実で、バンドとして愛されなくても、たとえば歌や演奏がむちゃくちゃ上手ければ、誰もが思わず聞いてしまう

なぜここにこの商品があるのだろうか? 【プロ資格マニアの軌跡】

私はWebサイトやブログの集客力をアップさせたいとか、お店のイメージアップのためにお客様に手紙を書きたい、ポスターやパンフレットを作りたいなどのご相談に応じる仕事もしている。 ご相談にお応えするためには、コンサルティングの理論や最新情報についてしっかり勉強することや、アウトプットのやり方を考えることが、とても大事だ。 そして、勉強のタネはあちこちに転がっている。特に、飲食店に入った時は、食事が提供されるまでに時間がある。私はその間、内装やメニューブックなどを見て「このお店

泉大津駅からなぎさ公園までぶらりと散歩

私は和泉市民ですが、泉大津市の病院や商業施設、駅、バス停などを利用することもかなり多いです。泉大津市には「なぎさ公園」という海辺の広場があり、釣り人には人気のスポットです。南海本線の泉大津駅から歩いて25分かからないくらいです。 「おづみん」のパンを買う泉大津駅構内のパン屋「クックハウス」さんで、おづみんのパンを買います。 泉大津市内では、おづみんのお姿がそこら中に描かれています。マンホールのふたとか、看板とか、道路標識とか。 大津神社にご挨拶駅の西側に向かって歩き始め

いろいろな川を越えてきた 【プロ資格マニアの軌跡】

泉州で生まれた私にとって、親に連れられ、阪和線に乗り大和川を越えて出かけることは、とても楽しく晴れやかなことだった。ハレとケでいうと、ハレの日にあたることだったのだ。 やがて親ではなく友達と電車に乗るようになり、大和川も通過点の一つでしかなくなる。安治川を越え、淀川を越え、と行動範囲が広がっていく。南のほうに友達ができ、紀の川を越えて遊びに行くようにもなった。 キラキラした川面を眺めながら、電車に揺られるのは楽しい。新幹線から見る木曽川や長良川は、季節によっていろいろな表

太陽にあたろう 【プロ資格マニアの軌跡】

かつて日本の母子手帳には、日光浴を推奨する言葉が書かれていたが、1998年からはその言葉が消えた。赤ちゃんにとって、日光浴をするメリットよりも、紫外線の害のほうが大きいと考えられるようになったためだ。 ビタミンD不足にならないためにとはいえ、日光に当たらないことで、ビタミンDが不足することは否めない。実際、くる病にかかる赤ちゃんが増えているという報道もある。 このところ、自粛生活を送っていた中で、私は「くる病になったら怖いなぁ」と思うようになった。自由に日光浴ができる猫た

意外だった「優しい」という評価 【プロ資格マニアの軌跡】

セミナーを始めたばかりの頃は、主にストアカがお客様との窓口になってくれていた。ストアカには、セミナー後のレビューを書き込んでいただけるようになっている。 意外だったのが「優しい雰囲気の先生」という評価を、何件かいただいたこと。ビジネスセミナーだけでなく、大学講演での感想にも「思ったよりずっと優しい先生で安心した」という言葉があった。 意外と感じた理由は、私が自分をけっこう毒舌家だと思っていたからだ。 とはいえ、人の印象を決める要素としては、視覚が半分以上を占め、聴覚が4

今あるもののメンテナンスを続けよう 【プロ資格マニアの軌跡】

私は幼いころから高校生の終わりまでピアノを習っていた。ピアノは一定期間ごとに調律をしてもらわなければ、使い物にならなくなる。そのため昨日は、おなじみの調律師さんに来てもらった。 ピアノだけでなく私たちの仕事や趣味の道具、そして知識やスキル、取材で得た情報なども、常にメンテナンスが必要だ。情報は最新のものを確認すること、自分の知識やスキルが今でも通用するのか確認し、必要ならスキルアップを図ること。 私はプロ資格マニアなので、新しい資格を取ること、勉強することはとても大事だと

自分がうまくできる方法、成功パターンを見つける 【プロ資格マニアの軌跡】

先日書いた記事の中で、さらっと触れた「成功パターンを見つけて、それに従う」という方法。今回は、このことを少し掘り下げてみたい。 勉強の効率を上げるには?私はある時点までは、試験の1週間くらい前になって、必死で勉強するモードになるパターンで、合格することを繰り返してきた。 でも、難易度が高い資格は、1週間の勉強ではとても合格できない。特に記述式、論文式の試験は、他の論文を読んだり、自分でもいくつかの構成を考えたり、と準備が必要だ。 ある程度の学習期間が必要な場合も、「短期

罵りのメール 【プロ資格マニアの軌跡】

大昔のことだけど、ある取引先の校正担当者から、私の原稿に取り組む姿勢について罵るメールがきた。 ここまで言われるからには、この取引先とのご縁はもうないだろうと思った。 しかし予想に反して、他の編集者から新規案件の依頼が。 「ここまで言われるからには、これまでも相当ご迷惑をかけていたと思いますので、新規のご依頼を受ける自信がないです」 と申し上げた。編集者はなんのことか分からず混乱したご様子。 新規案件について、自信がないままやり取りが進むなかで、校正担当者からいきなり「本

自分に合う仕事を選べなくてもできること 【プロ資格マニアの軌跡】

私は「同じ作業、動作を毎日繰り返すタイプの仕事」が向いているタイプだと思う。いろいろな経緯があって、ライターとして社会に出たけれど、もし自分の適性とかをきちんと考えてから仕事を選んでいたら、と今でも想像することがある。 とはいえ、この世界で「自分に合う仕事」を分析できて、その世界での求人に出会う機会があって、自分にぴったりの仕事だけを続けられる人は少ないだろう。どうしても合わない、心身に不調をきたしてしまうような仕事でなければ、どこかで折り合いをつけて仕事に取り組んでいる人