足りないものや失ったものをカバーするための知識と経験、そしてパワーを持っていること 【プロ資格マニアの軌跡】
2013年の初夏、私は顔面神経麻痺(ハント症候群)になり、口が閉まらず、しゃべることと食べることが一気に不自由になった。私の様子を見ていた親や友人はとても心配したが、私はほとんど心配しなかった。
なぜなら私は、2001年にメニエール病改善手術のために耳鼻科に入院した経験があり、入院仲間であった顔面神経麻痺の患者さんが回復していく様子を知っていたからだ。「今日、明日に回復するわけではないが、きちんと治療を受ければ2週間か3週間でしゃべれる、食べられるようになる」と信じることが