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好きなことを嫌いになる理由とは?

「好きなことだけじゃ生きていけない」
「好きなことは仕事にしたらつまらなくなる」

なぜ好きなことを仕事にすると嫌いになるのでしょうか。
その理由を考えたことはありますか?

好きなことをしている人にインタビューをするSUKINAKOTO企画では、インタビューの内容をもとに「好きなことを仕事にする方法」を探しています。

インタビューをしている中で「好きなことを嫌いになる」という経験をされた方がいらっしゃいました。

「なぜ好きなことを嫌いになるのか」
「どうしたら、好きなことを嫌いにならずに仕事にできるのか」

を今回は考えてみようと思います。


1.好きなことを嫌いになった理由


インタビューのなかで、好きなことを嫌いになった理由が主に2つありました。

1.好きなことから派生する作業しなくてはいけないこと
2.他の人や社会からの評価を求めること

① 好きなことから派生する作業をしなくてはいけないこと

まず1つ目の「好きなことから派生する作業しなくてはいけないこと
」について見ていきましょう。

仕事であれば「好きなこと」以外の作業も発生します。

例えば、洋服が好きでアパレルショップの店員になったとしても、接客が嫌いであれば、仕事自体が嫌いになってしまいます。

「好きなこと」だけを仕事としてできたら、嫌いになることは無いのかもしれません。

けれど、会社員であればそのほかの業務をする必要があり、
フリーランスであれば1人で幅広いタスクに対応する必要があります。

「好きなこと」への思いよりも、そのほかの派生する作業への「嫌い」という感情が強くなってしまったときに、
「好きなこと」が嫌いなことや、つまらないことになってしまうのだと思います。

派生する作業により嫌いになる


② 他の人や社会からの評価を求めること

2つめに「他の人や社会からの評価を求めること」について見ていきます。

自分が好きで作品やサービスを作ったとしても、それが誰かから求められているものでなければ、仕事にするのは難しいのかもしれません。

他人から求められることに合わせて作ったり、
SNSのイイネやスキの数などを増やすために作ったり。

外からの評価にとらわれて、自分が心から作りたいものを作れないことで、「好きなこと」が「やらなければいけないこと」になってしまい、
嫌いになってしまうのでしょう。

求められることにこたえようと嫌いになる


2.好きなことを嫌いにならないためには


しかし、好きなことを仕事にすると、必ず嫌いになってしまうということではないと思います。

好きなことを嫌いにならないためにはどうしたらいいのか。

2つの「嫌いになる理由」に対して、それぞれ対処法を考えてみました。

① 好きなことから派生する作業

そもそも、「好きなこと」の定義から見直す必要があると考えました。

「好きなこと」の中の要素こそが、本当の「好きなこと」なのではないか、という考えです。

私の「好きなこと」の例を用いて考えてみます。

私はこれまで、「書くこと」「翻訳」「人の話を聞くこと」を自分の「好きなこと」としていました。

けれど、実際に試してみたことで、それぞれの「好きなこと」はいろんな要素が組み合わさってできており、その中の1つの要素である「考えを理解して言葉にすること」が共通した「好きなこと」なのだと気が付きました。

書くこと=調査+構成を考える+考えを理解して言葉にする+編集する
翻訳=英語を読む+調査+考えを理解して言葉にする+表現を整える
人の話を聞くこと=聞く+相槌+考えを理解して言葉にする+アドバイス

今、私がしている「インタビュー企画」も「考えを理解して言葉にする」という要素が含まれるため、嫌いにならずにできているのだと思います。

自分が「好きなこと」と思っているものを要素分解し、その中でどの要素が好きなのかを理解することで、本当に「好きなこと」が分かります。

本当に好きなこと


② 他の人や社会からの評価を求めること

こうして、本当に「好きなこと」が見つかったとします。
それが求められる場所・それを求める人を見つけることで、無理に求められようと頑張らずとも、好きなことを生かせるのではないかと思います。

1.求められる場所に行く
自分の「好きなこと」に集中して取り組めそうな仕事や会社、環境を探す。
 
2.求める人に見つけてもらえるよう発信する
自分の「好きなこと」を発揮できる作品やサービスを、求めている人の目に触れるように発信する。

求められる場所と求める人を探す


3.嫌いにならない好きなこととは何なのか?


「好きなことを嫌いにならないためには」という問いの中で、「本当に好きなこと」は「好きなことの中にある要素」なのではないかと1つの答えを出しました。

そして、インタビューの結果から、「好きなこと」を確信的なものにする、
もう一つの答えが出せました。それは「自然とできてしまうこと」です。

・自分はこれしかない
・頭で考えずともできる
・得意だと分かっていた

このような確信をもって、「好きなこと」に取り組んでいる方が多くいらっしゃいました。

「生まれつき、これが得意だった」という方もいれば、「苦手を乗り越えたことで得意になった」というケースもあります。

ちなみに、私自身の「好きなこと」は「苦手を乗り越えたことで得意になった」ケースです。

小学生くらいまでは周りの人の感情が分からず、コミュニケーションを取ることが苦手でした。他人の気持ちを十分に考えることができず、人を傷つけるような言葉を発してしまったこともあったでしょう。

そこから、本を読んだりと、物語から学ん、人の感情を理解することができるようになり「考えを理解して言葉にする」ということが得意になったように思います。


自然とできてしまう好きなこと


4.まとめ


「好きなことを嫌いになる理由」から、嫌いにならない「好きなこと」の定義と、嫌いにならない方法について考えてみました。

ここでは、「好きなことの中にある本当に好きな要素」と「自然とできてしまうこと」を嫌いにならない「好きなこと」と定義しました。

そして、それが求められる場所・それを求める人を見つけることを、嫌いにならないための方法として結論付けています。

好きなこと嫌いにならないには


5.ポッドキャストの告知


そんな「好きなことを嫌いになる」 という話題について話したのが
第4回のポッドキャストです!

 SUKIラジ 第4話 「好きなことを嫌いになる」
・好きな本の話
・社会との迎合
・会社員とフリーランスの違い

本編約15分となっております。
ちょっとしたスキマ時間に、お聞きいただけたら嬉しいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
あなたが好きなことを大事にして生きていけますように。

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