広告小説

一日早いですが、明日4月23日は「サン・ジョルディの日」として、スペイン・カタルーニャ地方では親しい人に本を贈る風習があるとかないとか。てなわけで、せっかくなのでこれまでに読んだことのある「広告業界を描いた小説」をほんのちょっと紹介したいと思います。あくまで紹介するだけ。お薦めはしません。責任取れないので。

『シリウスの道』藤原伊織

著者は『テロリストのパラソル』を書いたミステリ作家なので、そのつもりで読んでいたが、いやもちろんミステリではあるんだけど、フタを開けてみたらかなり激アツな広告業界のお仕事小説でもあった。広告という世界に夢を見させてくれる。著者は元D通マンらしい(Wiki調べ)。

『広告放浪記』浅暮三文

これは自伝に近いのかな。この著者もメフィスト賞を受賞したミステリ作家。元コピーライターらしい(Wiki調べ)。体験談だろうか、主人公の時間の使い方が妙に生々しい。個人的には、こういう会社、こういう仕事もあるんだな、と参考になった。

『アドカレ! 戸山大学広告代理店の挑戦』森晶麿

あなたもミステリ作家ですか・・・。広告業界→ミステリ作家のルートでもあるんだろうか。あとがきを読むと、この著者も元コピーライターとのこと。舞台は大学生が立ち上げた広告代理店という設定。表4のあらすじには「広告業界希望者必見の青春物語」とある。

小説だけでなく、漫画でもドラマでも映画でも、定期的に広告業界が舞台の作品が生まれている。そのすべてはとても網羅していないけど、見たことあるものはまた別の機会に紹介させていただきます。かしこ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?