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2年ぶりの投稿

2年前は大学院生だった私も、この春から社会に出て働いています。
昨年に僧侶の資格を取得しましたが、すぐには実家のお寺に戻らず、社会人を経験してからお寺を継ぐという選択をしました。
社会人とはいっても、一般企業ではなく宗教関係の事務職のような感じです。

入社初日。
私が配属された部署は「教化・広報部門」というところでした。
一番仕事量が多い部門と聞いていたので、ビクビクしながら「どんな仕事をするんですか?」と聞きました。

「言葉を紡いで、縁のある人たちに教えを伝えていくのがあなたの仕事です」

上司のこの言葉がとても印象に残っています。
どんな仕事をするのかわからなかった私でしたが、この言葉を聞いてスッと地に足がついた感覚がしました。

どの言葉を選べば伝わるだろうかと考えて形にする。自分が今まで出遇ってきた言葉、自分の中にある言葉、それらを紡いで教えを伝えていく。素敵な仕事だなと思いました。

自分が大学院で福祉を学んだ経験や、そこで感じたことも、自分の言葉にすることができればいいなと思っています。

今は入社したばかりで、仕事を覚えるのが精一杯ですが、いつか自分にしかできない表現で教えを伝えていきたいと思いました。

この気持ちを忘れないように、ここに書き残しておきます。

今日は宗教関係の広報誌の取材に同行させてもらいました。先週は、編集会議にも出席しました。やはり広報誌に文章を寄せている人たちの文章は、個性があって美しいなと思います。

そんな人たちの文章を読んで、久しぶりにnoteに投稿しようと思ったのでした。

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