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ท่านชาย
2016年8月30日 10:54
直木賞作家の船戸与一は、71歳で亡くなった。 胸腺癌だった。 癌が見つかったときに、医者から、余命1年と言われたのだそうだ。 その宣告を受けて、船戸与一が何をやり始めたかというと、本当に書きたかった小説の執筆だった。 それが『満州国演義』である。 最終的に『満州国演義』は、四百字詰め原稿用紙で7500枚の大長編となったが、これだけの仕事を、闘病生活の中で成し遂げたのだ。 命を使い切っ
2016年8月9日 20:42
少し考えれば、すぐにわかりそうなものなのだが、いままでずっと気付かなかった。 現在、日本で一番売れている国語辞典である、新明解国語辞典の名前のことだ。 新明解国語辞典が世に出る前に、明解国語辞典というものがあって、その新装版だから、「新」がついているのだ。 本書「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生」を読んで、初めてそのことを知り、自分の鈍感さに対して、なんともやるせない気がした。 そ