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マンホール探訪記

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ときには立ち止まり、足元を見つめる。
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2016年8月の記事一覧

北海道札幌市のマンホール

北海道札幌市のマンホール

 日本の大都市は、そのほとんどが城下町から成り立っている。
 しかし、札幌の場合は違っていて、明治初年の都市建設のときに、都市とはこうあるべきだという概念の上に出来あがった。
 街並みは、秩序だっている。東京のように雑然とはしていない。
 もちろん、ウィスキーの箱のような味気ないビルがたくさん建っているし、目障りな看板や電光掲示板もある。
 それでも、秩序だった街区を歩くのは、気分がいい。

 北

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北海道稚内市のマンホール

北海道稚内市のマンホール

 稚内は、日本最北の街だ。
 その稚内のさらに最北端は宗谷岬であり、そこから海を挟んでわずか43kmの場所に、樺太が浮かんでいる。
 稚内という地名は、もちろんアイヌ語からきていて、ヤムワッカナイで意味は「冷たい水の川」だという。

 北海道稚内市のマンホールのデザインは、北防波堤ドームと、南極観測でとり残された樺太犬のタロとジロ、遠くには利尻富士が見える。

シカ注意。