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大和言葉

みなさんこんにちは!

突然ですが、みなさんは「大和言葉」をご存じですか?

「古い言葉だよね~」「古文単語と同じじゃないの?」といった考えがうかぶのではないのでしょうか。

どちらも間違いではありません!

「大和言葉」とは、

「日本語のうち、訓読みの言葉で、古来から使われている柔らかくぬくもりの感じられる優しい言葉」

です。

では、みなさんはどのような言葉が思い浮かびますか?

今の季節だと、「十五夜」「鰯雲」などがあります。

ちなみに「頑張れ!」この言葉も大和言葉です。

日頃から僕達は知らないだけで、多くの大和言葉を使っています。

ではなぜ、今回僕は大和言葉について書いているのかというと、

・日本特有の言葉を大事にしたい
・昔のように日常の風景を楽しむ素晴らしさを伝えたい

という想いがあるからです。

日本特有の言葉を大事にしたい

大和言葉には、「人の心情」「日常の風景」を表す意味の言葉が非常に多いです。

一口にといっても大和言葉には、「五月雨」「遣らずの雨」など雨を表す多くの言葉があります。

また、「朗らか」「奥ゆかしい」など心情を表す意味の言葉も数多くあります。

では、なぜこのように心情・風景を表す意味の言葉が多いのでしょうか。

その答えは僕は古くからの日本人の豊かな感性にあると思います。

日本には俳句や短歌など日々の感情を表現する文化があります。

昔の人は、特に平安の頃は男女の恋のやりとりとして短歌が詠まれていました。

つまり、

古来の日本では、日常における心の動きを表現する機会が今よりも数多くあり、心情を的確に表す言葉がたくさん生まれることになったということです。

そして、現在では俳句や短歌は外国の方からも、とても人気になっています。

つまり、日本固有の文化だということです。

しかし、昨今の日本では、「ヤバい」「エモい」などの言葉が生まれ、どんなときでも「やばい!」と言ったり、間違った言葉の使い方も頻繁に見られます。(自分もその内の1人です😓)

せっかく外国の方が素晴らしいと感じる文化が多数存在する日本に生まれて、その文化を蔑ろにしているのはもったいないと思いませんか?

大和言葉は、奥ゆかしく上品な印象を与えます。

美しい大和言葉をさらりと使える、丁寧な言葉遣いができる、それだけでも人格や教養の深みを感じられます。

みなさんも日本の文化を大切にすると同時に、紳士的な男性あでやかな魅力のある大人な女性になりたくありませんか?

昔のように日常の風景を楽しむ素晴らしさを伝えたい

今の日本で、外出している人は皆一様に携帯の画面を見ながら歩き、日常の景色を楽しもうとする人はほとんど見ないように思います。

「観光地でしっかり景色を楽しみます!」という人が多いでしょう。

しかし、僕は日常の風景も楽しんで欲しいなと思います。

毎日なんとなく生活している時には、聴こえなかった鳥の声木々の揺らめきなど綺麗な景色がひとたび意識すれば辺り一面に広がっています。

そうすれば、ただスマホを見て通勤・通学していた時間が素敵な景色を探す時間へと変わります。

毎日同じ景色を見ているようで自然は移り変わります。

昨日と今日のまちがいさがしを楽しむことができます。

日常にちょっとした感動が加わるだけで、日々の暮らしに変化が起こります。

辛いことがあったとしても、帰り道に昨日は咲いてなかった綺麗なたんぽぽを見つけ、ふと嬉しい気持ちになる。

こういったことが自分で自分の機嫌を取るということにも繋がります。

まとめ

何百年も前の人と同じ感性でものごとを楽しめるということは、それだけですごいことではないでしょうか?

時代は移り変わり、変化しなければならない事も多々ありますが、同時に受け継いでいくことも素晴らしいことです。

大和言葉を通して、教養の深い魅力ある人物になりませんか?



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